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今回(2008年2月)、研究の報告と議論でミラノを訪問した際、ほんのわずかな時間ではあるがローマに滞在した。 ここでは、まず、わずかな時間をぬって訪問したローマの大聖堂を紹介したい。 サンピエトロ寺院などローマ、イタリアという寄り世界のカソリック教徒にとって垂涎の的となっている大聖堂であっても、私のようにキリスト教徒ではない者にとって、大聖堂や教会は一歴史的建造物としか映らない。 しかし、実際に大聖堂のなかに入ると、いつしかその荘厳な雰囲気、いや西欧中世の精神文化の大きさに圧倒される。 私自身、西欧、東欧を問わず欧州の多くの大聖堂に接し、大聖堂のなかに入り、時としてミサにも遭遇した。数100年を経ても今なおひとびとの心、精神をひきつけるこれらキリスト教精神文化には驚かされるばかりだ。 大聖堂は狭義には司教座聖堂あるいは主教座聖堂のこと、すなわち、司教(主教)制度を持つキリスト教教派において司教(主教)のカテドラ(座)が置かれている聖堂のことを意味する。英語等で「カテドラル」というのはこのカテドラからきている。 なお、建物によっては一般の慣行として、大寺院、寺院の訳語が定着しているものもある。司教(主教)制度を持たない教派の寺院であっても、大聖堂という名を有するものがある。 本ローマ大聖堂紀行では、狭義の意味での大聖堂とともに広義の意味でのカテドラルについても対象としてみたい。 最初は、2008年2月20日の早朝に訪問したローマのテルミニ駅南にあるサンタ・マリア・マッジョーレ大聖堂である。ローマで宿泊したホテルがマッジョーレ大聖堂の近くであったこともあり、最初に訪問した由緒ある大聖堂である。 ![]() 朝日に映えるマッジョーレ大聖堂 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂の平面図 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂内部(DからGを見たところ) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂内部 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂の早朝ミサ(7時15分)(L) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10
![]() マッジョーレ大聖堂(正面) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂の天井画 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂の天井画 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂のステンドグラス 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() 裏から見たマッジョーレ大聖堂(夜明け) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 ![]() マッジョーレ大聖堂前の噴水(夜明け) 撮影:青山貞一、Nikon CoolPix S10 つづく |