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2009年年末、民主党の小沢一郎幹事長が「あの青い海を埋め立ててよいのか」と述べ、一層、国民の関心を呼ぶことになった沖縄県名護市のキャンプシュワブ・辺野古沖の海。 この海には世界的に稀少なほ乳類、ジュゴンが珊瑚のエサを求めて来ることで有名だ。 私は今まで6回、現地に行っている。 以下の大きな写真は青山研究室の大学院生、宇都宮朗さんの修士論文研究、沖縄県の公共事業と米軍基地に関連し、2007年2月に出かけたときに大浦湾の側からキャンプシュワブ、辺野古岬を撮影した一枚だ。 まさに小沢一郎幹事長が「あの青い海を埋め立ててよいのか」と述べられたように、どこまでもエメラルドグリーンの青い海だ。 大浦湾側にある世界野生生物基金(WWF)の看板には、「この美しい海をジュゴンの保護区に」とある。 そもそもいわゆるジュゴン訴訟で、米国防総省は実質敗訴している。 結論から言えば、米国のサンフランシスコ連邦地方裁判所は、米軍普天間飛行場代替施設建設によるジュゴンへの影響を避けるよう国防総省に「考慮」を命じた。 天間基地の移設先として、辺野古のリーフを埋め立てることは、ジュゴンの生息に大きな影響を与える。したがって、その生息に必要な環境を守れということである。 同判決が意味するところは、ジュゴンの海は「埋め立てるな」ということであり、ジュゴンの生息環境を守れということである。 ここまでの判決が出ているのに、日本の環境省は一体何をしているのか!ぬくぬくの保身から脱して体を張れ!このままでは省そのものが事業仕分けの対象になるぞ! 来年(2010年)は日本の名古屋で国連の生物多様性条約国会議が開催される。 まったくプレゼンスのない環境省、そのなかでこの美しい青い海を海立てたら、日本は世界の笑い者になる! 沖縄をこれ以上自分の足を食べる蛸にしてはいけない!!
大浦湾沿いにたつ世界野生生物基金(WWF)の大きな看板 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 |
大浦湾側からキャンプシュワブ・辺野古岬を遠望する
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10
2007年11月、武蔵工業大学青山研究室現地調査時の写真
辺野古漁港のテント村にて。右は青山研の大学院生(宇都宮朗さん)
撮影:坪根将太、Nikon CoolPix S10
キャンプシュワブのフェンスにて
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10
名護市辺野古にて
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 2009.2
名護市辺野古漁港にて
撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S10 2009.2
2009年2月、環境総合研究所の現地視察で訪問したときの写真
撮影:鷹取敦、Casio Dicital Camera Exilim
2009年2月、環境総合研究所の現地視察で訪問したときの写真
撮影:池田こみち、Nikon CoolPix S10