中国戦勝70年行事に出席した 朴槿恵大統領と欠席した安倍首相 青山貞一 Teiichi Aoyama September 5, 2015 |
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一昨日(9月3日)、北京で行われてた中国の戦勝70周年記念のひとこまを写真で送ります。 ここでは、ロシアのテレビ局(ロシア・トゥデイ)の生中継画面から、韓国の朴槿恵大統領、ロシアのプーチン大統領に着目した写真を情報提供します。 ※ 朴槿恵大統領 Wikipedia 写真をご覧になれば分かるように、記念撮影後、中国習近平国家主席の両隣には韓国、ロシア両首脳がおります。 , 当初、米国から「出席しないように」など言われ欠席した安倍首相と韓国の朴槿恵大統領ですが、朴槿恵大統領は自分の判断で堂々と出席しました。写真を見てもらうと、いかに習国家主席が朴槿恵大統領を厚遇しているかが分かります。 満面笑みの朴槿恵韓国大統領 出典:ロシア・トゥデイ こんな満面笑みの朴槿恵さんを見るのは久しぶりです。青山は朴槿恵さんが大統領になる前、ソウルのハンナラ党本部でで2時間ほどあって議論しました。そのときは私達を大歓迎してくれましたが、こと日本政府の修正歴史認識に関連する話や戦前の日本が韓国でしたことに言及されたときは、非常に真面目で厳しく険しい顔をされていたのを今でも覚えています。 やはり人の足を踏んづけたとき、踏んづけた人は忘れても、踏まれたひとは石に刻んで一生忘れないのです。 このような場に出席することで、本来、今後の日中の関係が良い方向に向かうことは間違いなく、日本の首相が欠席したことは大変残念です。 もとよりG7各国が政府代表として出席する中、日本が大使すら出さなかったと言うことは、日本が日中戦争、太平洋戦争、第二次世界大戦について何ら反省していないと見られても仕方ないのです。安倍首相が戦争準備のための法案制定には血道を上げながら、民間人を含め1000万人〜2000万人(出典、Wikipedia)が犠牲となった隣国の行事に欠席する姿勢こそ、指弾されてしかるべきでしょう。 もっぱら、違憲である安保法案を近々、強引に採決したいと考えている安倍首相としては、敢えて中国を敵国として名指し、出席しない方が利があると判断したのかも知れません。かつ、そこまで名指しされ習主席が心の中で気分を害していることも分かります。 もっぱら日本同様、G7、EU諸国も米国の間違ったサインにより国家首脳は欠席しています。しかし、日本以外のG7各国は途中から政府代表を出すことを決め出席したのです。 友人がテレビのニュースを聞いていましたが、日本のあるテレビ局のコメンテータが「日本を名指しの抗日記念行事」なのに国連事務総長の出席は違和感がある、とか、国際社会の代表が半分程度しか参加していないのは、このイベントが失敗であることを示している、などとトンチンカンなコメントをしていたようです。 これこそ異常ですね。ちゃんと事実を確認しないまま国民の間違ったメッセージをながしていたのですから。また、米国が反対したのに出席した朴槿恵大統領についても批判がましいことを言ってましたが、その米国はじめ日本以外のG7各国政府代表が参加していたにもかかわらず、隣国の日本が欠席したことはきわめて重大なはずです。 安倍首相もさることながら、事実確認せず、安倍首相におもねて上記のようなコメントを出すマスコミもまったく、マスコミの体をなしていないと言えます。 以下は池田こみちさんのコメントです(黄色部分) 朴槿恵大統領は聖心女子学院(在韓国)の中等科、高等科を卒業していらっしゃいました。存じ上げませんでした。私と同窓でした。現在はカトリック教徒に改宗しているとのことです。 また、朴槿恵大統領がお召しになっていた黄色い上着ですが、黄色には重要ないみがありました。最も高貴な色で、宇宙の中心、土を表す色が黄色、国の代表(王)が着る色とのこと。陰陽五行は日本にもありますが、こうした式典などで国の代表が着ている衣装などにも意味が込められているのですね。日本から誰も出席しなかったのはいろいろな意味で大きなマイナスだと言わざるを得ません。 つづく 中国戦勝70周年記念エンブレム 出典:ロシア・トゥデイ 朴槿恵大統領と写真を撮る習国家主席と夫人 出典:ロシア・トゥデイ プーチン大統領と写真を撮る習国家主席と夫人 出典:ロシア・トゥデイ 式典に向かう習国家主席、両側にプーチン大統領と朴槿恵大統領 出典:ロシア・トゥデイ 式典jに向かう習国家主席、両側にプーチン大統領と朴槿恵大統領 出典:ロシア・トゥデイ 式典が行われた当日の北京の天安門広場 出典:ロシア・トゥデイ 式典が行われた当日の北京の天安門広場 出典:ロシア・トゥデイ 式典が行われた当日の北京の風景 出典:ロシア・トゥデイ つづく |