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暴走するサウジアラビア

青山貞一 Teiichi Aoyama
January 9, 2015
独立系メディア E-wave Tokyo



 サウジの暴走は一向にとまりません! 
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 サウジは今後5年のうちに金融資産が枯渇するというレポートが昨年国際金融機関からでています。

 理由は原油価格の低下などにより毎月120億ドル以上減少している金融資産にあります。その結果、過去一年で円換算で18兆円以上金融資産を取り崩しているとのことです。

 サウジの金融資産は80兆円程度なので今後5年以内に金融資産がなくなる勘定です。
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 うがってみると、サウジ vs イエメン、サウジ vs イランの紛争は、スンニ派vsシーア派の紛争に加え、紛争や戦争を起こすことによって原油価格をつり上げる目途があるかも知れません(冗談などではなく)。

 それにしても、スンニ派の盟主サウジは、実質、独裁政権であるというだけでなく皇太子やその弟の行状をみるまでもなく、堂々とISILを支援し、麻薬密売の手先となるなどまともな国家の体をなしていません。以下はCNNが報ずる薬物密輸に関する記事です。

 以下の密輸容疑では何と2トンもの麻薬密売の現場が取り押さえられています。

◆サウジ王子ら5人、薬物の密輸容疑で拘束 レバノン空港 CNN

 (CNN) レバノン当局は28日までに、首都ベイルートの空港から薬物2トンを国外に密輸しようとしたとしてサウジアラビアの王子を含む5人を拘束した。治安筋が明らかにした。

 レバノン国営通信によると、王子らは26日にベイルート・ラフィク・ハリリ国際空港で、「カプタゴン」と呼ばれる覚醒剤アンフェタミン系の錠剤2トンをプライベート機に積んでサウジに向かおうとしていたという。



 同空港で摘発した薬物の量としては過去最大。

 国連薬物犯罪事務所は、「欧州南東部から密輸されたアンフェタミンが中東市場、特にサウジアラビアでカプタゴン錠剤の主要な原料になっているとの報告がある」と指摘。

 今年6月には、「ISIL(過激派組織『イラク・シリア・イスラム国』=ISIS)やヌスラ戦線がカプタゴンの製造に必要な前駆物質の密輸を手助けしていると見られる」と述べ、テロ組織がカプタゴンの取引に関与しているとの見方も示していた。
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 そんなこともあり、米国からも見放され、仲介を申し出ているロシアの言うこともまったく聞かず一方的、暴力的に中東で暴れまくっています。

 今後、さらにイランを刺激し続ければ中東戦争になりかねない情勢にあります。ただし、仮にそうなってもサウジやその有志連合を欧米、NATOが支援することはないはずです。

 以下はスプートニクの記事です。

◆サウジ、イエメンの居住区にクラスター爆弾を使用2258.html#ix
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出典・c REUTERS/ Khaled AbdullahE/スプートニク

 サウジアラビア主導の連合軍は6日、イエメンの首都サナアの居住区に向け、国際条約で使用が禁じられているクラスター爆弾を使用した空爆を行った。国際的な人権擁護団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」が明らかにした。

 世界は新たな世界大戦の瀬戸際に立っている?

「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」は、クラスター爆弾によって一般市民に犠牲者が出たかどうかについては現段階では明らかにされていないとしながらも、居住区でのクラスター爆弾の使用は戦争犯罪と同列にみなされる行為として、これを糾弾している。

 サウジアラビアがイエメンに対し、クラスター爆弾を使用したとして非難されたのは今回が初めてではない。前回は2015年半ばにサウジアラビア主導の連合軍が同じくイエメンの居住区に対して使用したとして、「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」によって非難されている。2015年5月だけでもクラスター爆弾によるイエメン民間人の死者は30人に及んでいる。


 以下もスプートニクの記事です。

◆世界は新たな世界大戦の瀬戸際に立っている?


出典:AFP/スプートニク