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マレーシア機墜落原因は

ウクライナ戦闘機の機関砲弾の

可能性!?


その2

青山貞一 Teiichi Aoyama

Auguet 18 ,2014
Alternative Media E-wave Tokyo
無断転載禁

 以前、私がフェイスブックにウクライナのスホイ25原因説を書いたとき、誰かがスホイは古く、到底B777が飛ぶ成層圏(9000〜10000m)の高さは飛べないと指摘されました。

 しかし、それはそのひとの勝手な思い込みであり、スホイ25の技術的な仕様を調べるとモデルにもよりますが、スホイ25は仕様でも7000m〜10000mを飛べることが分かっています。さらにMH17が何も10000mの高さを飛行していたかどうか、9000mかも知れません。もっぱら、これらはフライトレコーダーを解析することで判明します。

 あるブログで、スホイ25の飛行高度についての議論がありましたので、以下に示します。

 Su-25は低速(最大速度950Km/h)で低空(実用上昇限度7,000m)しか飛行できない攻撃機。またSu-25が装備していたとされるR-60ミサイルの射程は8Kmで、その視野角は±12°しかない。Su-25攻撃機のR-60ミサイルを用いて、10,000m以上の高度を1030Kmの巡航速度で飛び去っていくB777を打ち落とすことは実際上不可能。

 上記に対してある方は以下のように答えています。

 まず、「10,000m以上の高度を1030Kmの巡航速度で飛び去っていくB777」は間違い。

 777の巡航速度は対空(対気)マッハ0.84だから、高度1万メートル付近ならおよそ900Km/h(1080Km×0.84=907Km)になる。

 Su25がどのような流れでMH17便を撃墜できるかと言えば、高度6500mまで上昇し哨戒飛行を続け、上空にMH17便がやってきたことを確認したとき機首を上に向けてミサイルを発射することで可能である。R60はその動作でほぼ同時に2発発射される。

 R60は射程が3〜5Kmで赤外線追尾方式なので、Su25の能力を無理なく確保できる高度6500mで待機し、標的がすぐ上の1万メートルにやってきたときに機首を上に向け標的を目視すれば撃墜することができる。



写真はスホイの最新型モデル スホイ25UBM
出典:http://en.ria.ru/military_news/20120110/170692803.html


写真はスホイ25の機影
 
 もっぱら上述のように、スホイ25にも多数のモデルがあります。スホイ25の場合、おそらく2012年にできた最新モデル(スホイ25UBM)の場合、7000m〜10000m級の高さを飛べることも分かます。

 以下はその技術仕様です。Ceiling(最高飛行高度)をみると、7,000m〜10,000mとあるのが分かります。

 なお、以下にはスホイ25の保有台数も書かれています。ロシアが約250機、ベラルーシュ約70機、ウクライナ50機、北朝鮮約30機、カザフスタン約20機、ジョージア、ウズベキスタン、アゼルバイジャン、アルメニアが各10機程度とあります。 問題のウクライナには約50機あります。

つづく


出典:スホーイ25UBM http://en.ria.ru/military_news/20120110/170692803.html