◆女川原発放射性物質の拡散予測を公表
http://www3.nhk.or.jp/tohoku-news/20150705/3013271.html
2015年07月05日 07時13分
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, 宮城県の女川原子力発電所の事故に備えて、民間の研究所が予測した放射性物質の拡散のシミュレーションが4日公表され、女川町では、条件によっては、1週間以内に避難が必要とされる放射線量を上回るという内容が示されました。
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このシミュレーションは、女川町で開かれた講演会で、東京にある、民間の環境総合研究所の青山貞一所長が発表したもので会場には住民などおよそ170人が集まりました。シミュレーションでは、女川原発で、東京電力福島第一原発の事故と同じ規模の放射性物質が放出されたと想定し、地形や気象の情報を元に各地の放射線量を予測しています。
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それによりますと、およそ7キロ離れた女川町役場では、条件によっては、国の指針で1週間以内に避難が必要とされる放射線量を上回る、毎時156マイクロシーベルトが検出されるということです。
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また、およそ57キロ離れた仙台市役所では、条件によっては、毎時6.3マイクロシーベルトになると予測されていて、青山氏は「仙台市など避難を受け入れることになっている地域でも高い線量になる可能性はある」と説明しています。
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震災前に女川町に暮らしていた、70代の男性は、「安心して逃げられるために避難道路の整備が必要だ」と話していました。
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