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信州痴痔戦・猿山狂騒戯画 混迷を極める知事候補選定 その6 想定される8つの矛盾 青山貞一 2006年5月29日 |
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その後も、信州・長野県の知事選挙への立候補者の擁立を目指す動きは、活発化している。 地元メディアは、会合や関係者への個別取材から個々の動きを把握し、記事にしているものの全体像はほとんど把握しておらず、日々、混迷は深まるばかりである。 それを指して長野県民の自由闊達な活動、真の民主主義のあらわれなどと、表しているひともいるが、果たしてそうだろうか? 信州痴痔戦・猿山狂騒戯画〜混迷を極める知事候補選定〜、<その6>では、その後の立候補者擁立の動きを追ってみた。 とは云っても、日替わりで変わる状況にどこまで追いついているか、いけるか分からないのが実態だ。 下の表は、5月27日までの状況を、新人の擁立を目指す団体やグループと言う観点で一表にまとめたものである。 |
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●新人の擁立を目指す団体やグループ (2006年5月27日現在) |
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27日現在、長野県議会県議らの動きは、それほど表面には出ていない。県議らは、「田中県政打倒」的な団体を作っていないこともあり、当初、表には記載していなかった、しかし5月13日になり表中、16番、17番の団体を議員らが旗揚げした模様である。 次に、輝く明日の長野県を考える会だが、主な賛同者には他に、秦和陽児・下伊那郡泰阜村商工会長 見藤隆子・元県看護大学長 安川英昭・県経協会長エプソン相談役らがいる模様だ。 長野県政を考える会だが、表以外に、上條徳治松本市議・中田善雄松本市議・堀内正雄民主党県連役員・斉藤久典・小原正久・木内基夫・百瀬卓雄らが賛同者にいる模様。 務台氏を推薦している 新長野県政連絡協議会(表で9〜14の連携組織)だが、必ずしもまだ一枚岩となっていないようだ。 ネットワーク21の6 県議の有志団体は市民運動よりも影響力はあると思われるが、擁立はしないというスタンスを維持している。 ところで、表にある反田中を標榜し、田中県政を包囲する団体は数も多く、地域も東、北、中、南信と全県的に広がっており、また、団体の構成メンバーも政、財、学、法曹、労組、市民運動家にまで及び幅が広い。 しかし、 どう見てもまとまる気配もなく、このままいつまでも団体相互で「我こそ」を繰り広げそうな感じだ。 その理由はいくつか考えられる。 もっとも分かりやすく重要な理由は、田中康夫現知事に対峙しうる、強そうな候補が今までのところ現れていないことであろう。 次に、名前は出るものの、信州・長野をどう変えるか、創るかなど、政治家として立候補する際の最低条件である理念、政策、施策がほとんど示されていないこともある。批判は自由だが、個別具体にどこがどう問題であり、自分ならどうするといういわば対案、代替案がまったく見えないこともある。 おそらく県の自民党が強いリーダーシップを取らないとまとまらないのだろうが、県の自民党が表に出ると、県民のアレルギーが大きくなるのではという危惧があって、その矛盾の中でカラ回りしていることも、大きな理由であると思われる。 これは民主党系についても言える。輝く明日の長野を考える会による立候補者擁立が不調に終わった後、国政の民主党代表となった小沢一郎氏が知事、政令指定都市などの首長選挙において自民党との相乗りを原則として認めないことを明言したこともある。表向きはそれに縛られないと云っているようだが、もともと小沢代表と田中知事は、理念、政策での共通項が多い。 以下、上記を想定される8つ矛盾としてとりまとめてみた!
つづく 信州痴痔戦・猿山狂騒戯画 混迷極める知事候補選定!←戻る |