小池首相補佐官の 立場をわきまえない ひとこと 青山貞一、佐藤清文 2007年2月7日 |
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柳沢厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言に関連し、現在、首相補佐官のひとりとなっている小池百合子衆議院議員が以下の記事にある発言をしている。 小池首相補佐官は、柳沢厚生労働大臣の「女性は子供を産む機械」発言に不快感を示したとされているが、記事を読み見ると、小池補佐官は、イスラムの国を引き合いに出している。 この小池発言も相当問題がありだ。彼女の役職、すなわち首相補佐官という立場を考えると、柳沢大臣の発言と負けず劣らぬ差別発言、しかも国際問題に発展する可能性すらあるイスラム諸国に対する侮辱、差別発言かも知れない。 仮に、これを英米の政府関係者の発言だとしたら、イスラム諸国では今頃抗議デモとなっているはずだ。
小池補佐官は、マスメディアでなまじイスラム社会通としてちやほやされていることから、民放テレビ番組でついつい上記の発言になったのだろう。 メディアもメディアである。上記の小池補佐官の差別発言をイスラム社会に詳しいうんぬんなどと報道している場合ではないだろう! イスラム諸国に永年住み、その歴史、文化を分かっている者にとって、彼女の今回の発言には単なる違和感ではなく、不快感を感じているはずだ。 そこで、独立系メディアでは上記の記事を英訳し、しかるべき機関に送ることにした。返事があったら公開したい。 PS 今朝のテレビで柳沢発言を巡るコメンテータの議論を聞いていたら、ある女性コメンテータが騒ぎすぎだ、この程度の発言で大騒ぎになると自由な議論ができなくなると話していた。 この女性コメンテータは、ことの本質を全く分かっていない。今回の発言はあくまで現職の閣僚、それも当該問題を担当する厚生労働大臣の発言であることが問題なのである。 情報番組の井戸端論議とはまったく違うことをこのコメンテータは分かっていないのである。信じがたいことだ。 |