B最新CPUを使って
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ところで、多くの会社がBTOパソコンを標榜しながら、その実、パソコンユーザーの要望にそってパソコンをくみ上げていない実態がある。 というのも、会社があるCPUを売れることを見込んでたくさん仕入れていると、そのCPUを組み込んだパソコンが売り切れるまで、そのCPUの後継CPUがでても対応しないことが多い。 @に示した以下の表にあるCPUで、私なりに「費用対効果」を考慮してCPUを評価すると、意外や意外、Intel PentiumG860が廉価なわりに高性能であることが分かった。 というのも、私がここ2年、自宅で使ってきたCPUは、Intel Pentium G6950,G6960系であるが、Intelによると、現在、このCPUは、Intel Pentium G8シリーズに置き換えられている。 G8シリーズと言えば、PentiumG840,PentiumG850である。そしてIntelは2011年9月にPentiumG860を発表した。G8系はCoreシリーズのように大々的に宣伝されてこなかったが、実際に使用してみてかなりの速度はじめ高性能な割には、プロセッサーが廉価である。 G850はCorei3の2100と同等以上であるが、価格は7,200円であり、9,400円のCore i3 2100よりも大幅に安い。さらに9月に出たG860はCorei3の2100より明らかに速度だけでなく、さまざまな項目で上であるが、価格は7,500円であり、9,400円のCore i3 2100はもとより、11500円のCore i3 2100と比べるとさらに安いのである。 実測データを見ると、G860のトータル評価では、 Core i3 2100 < G860 < Core i5 2400S という位置づけとなるようだ。 <主なIntel/AMD CPUのトータル性能比較>
http://maximums.gatt.nobody.jp/cpu.html *筆者現有PCのCPU、現在はG850に置き換えられている模様 ならば、G860を使ってBTOパソコンをと思い、いろいろ調べた。しかし、G860は今年の9月に出たばかりで、まだどこのBTOメーカーもこれを扱っていなかった。 あるBTOメーカーがG850を使ったBTOのPCを売っていたので、今後G860を使う予定はないかと聞いたところ、やはりG850の在庫がなくなり次第、G860を使うとのことだった。 このBTOメーカーからは、G850、メモリー4GB、 HDD 500GBなどで、実売価格4万2千円程度でPCが売り出されている。G860になっても、メモリー4GB、 HDD 500GBであれば、4万3千円程度で売り出されるのではないかと期待してみたが、考えてみれば自分でつくった方が早い。 つづく |