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私がいる大学、学部、青山研究室には、中国から多くの留学生が来ており、四川省に身内がいる、いないにかかわらず、今回の四川省で起こった大震災に心を痛めている。今日も学内で義捐金をどう集めるかについて対応を協議した。またミャンマーからも留学生が来ており、同様に対応を協議した。 ... 中国四川省で現地時間2008年5月12日14時28分に起こった仮称、四川大地震は、今まで情報が断絶していた被災地と連絡が取れるようになるたびに、死者など被害が格段に大きくなっている。 これは直近のミャンマーにおけるサイクロン被害、数年前のスリランカ、インドネシアの津波でも同様であり、当初発表された死亡者数はその後、指数関数的に増えている。四川大地震の現時点での死亡者数は4万人とされているが、おそらく今後、相当増えると思われる。 周知のように我が国における過去の地震による被害としては、1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に、神奈川県相模湾北西沖80kmを震源として発生した海溝型の大地震(関東地震)による災害が最大規模であり、以下に示すように14万人超が犠牲となっている。 ◆関東大震災 死者・行方不明者 : 14万2800人 負傷者 : 10万3733人 避難人数 : 190万人以上 住家全壊 : 12万8266戸 住家半壊 : 12万6233戸 住家焼失 : 44万7128戸(全半壊後の焼失を含む) 現地点で死亡者数こそ、関東大震災より少ないが、避難者数は中国当局の発表でも、すでに500万人を超えており、阪神淡路大震災より遙かに甚大な被害となっていることは想像に難くない。 ◆阪神淡路大震災 死者:6,437名 行方不明者:3名 負傷者:43,792名 避難人数 : 30万名以上 住家被害 : 全壊104,906棟、半壊144,274棟、 全半壊合計約25万棟(約46万世帯)、一部損壊390,506棟 火災被害 : 住家全焼6,148棟、 全焼損(非住家・住家共)合計7,483棟、罹災世帯9,017世帯 ちなみに阪神淡路大震災の損害総額は推定で10兆円を超えており、復興には膨大な歳月がかかっている。 ところで、今年の夏に中国北京でオリンピックが開催されることになっており、すでに聖火リレーも進んでいる。 この中国北京におけるオリンピックの開催は2001年7月13日にモスクワで開かれた第112回IOC総会での投票により、イスタンブル(トルコ)、大阪(日本)、パリ(フランス)、トロント(カナダ)の4都市との間で競争に打ち勝ち開催地に内定しており。 |