かつて中村敦夫、青山貞一、田中康夫の3人で「愛知万博」の開催に関連して、自然を壊わし立地する環境万博はいかがなものかと、東京から開催現場を視察。その後、愛知県庁に3人ででかけ神田知事と会見、県庁で記者会見も開いた。
青山貞一:迷走 愛知万博@出会い | |||
青山貞一:迷走 愛知万博Aパリに送った手紙 | |||
青山貞一:迷走 愛知万博BLetter to BIE |
田中康夫氏とはそれ以来のつきあいだ。中村敦夫氏とはそれ以前から環境政策を中心に、講演を依頼されたり相談に乗ったりで、おつきあいしてきた。
2003年夏には、カナダ東端で興味深い独自の環境政策を敢行しているノバスコシア州に中村さんの奥様らと視察してきた。
その中村敦夫氏は、2004年7月11日の参議院議員選挙において従来の選挙区から比例区に転出。
「みどりの会議」で10人の候補を立て選挙を戦った。90万票を超える得票を得たものの中村氏を含め全員が落選してしまった。
「みどりの会議」は同年11月に解散。小林一朗氏ら一部メンバーが「みどりのテーブル」を設立したが、中村氏は参加していない。
ということで中村氏は実質、政界引退。その後、30年前に大ヒットした市川崑監督の「犬神家の一族」のリメイクに弁護士役で出演するなど演劇、テレビなどに出演したり、著作活動でもがんばっている。
さて、その中村敦夫氏にテレビ朝日の早朝バラエティー番組、ヤジウマワイド(放送時間:AM6:00〜7:30)からこの春(4/3〜)に、毎週月曜日、ゲストコメンテーターとして出演の依頼があった。原則週一回である。
当時からすでに安倍晋三衆議院議員が自民党総裁、総理大臣候補として話題にあがっていたが、中村敦夫氏は、コメントを求められるたびに、厳しい安部批判を展開していた。
その中村敦夫氏はこの秋、テレビ朝日から「視聴率があがらない」ことを理由に降板させられたという。
事実、中村敦夫氏のホームページには、9月25日をもって出演を終了したとある。
そもそも、週に一回出演しているゲストコメンテーターの一人に視聴率があがらない責任を負わせるのは無理というものだ。他のゲストコメンテータは出演している。番組の構成も変わっていない。
そこで考えられるのは、視聴率問題は単なる口実、本当の理由は、何かと政権政党におよび腰のテレ朝側が安倍議員への批判を強める中村敦夫氏を降板させたのではないか、という憶測である。
政権政党からの圧力か、はたまたテレビ局側の「自粛」なのかは、分からない。
とはいえ、周知のように自民党はテレビ番組の監視組織を設けている。 いずれにしてもきわめて不可解な中村敦夫氏のテレ朝降板ではある。
本件は調査を継続している。わかり次第、お伝えしたい。