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双葉町で捕獲された
アメショー「まるちゃん」
のその後の経過報告
青山貞一
掲載月日:2012年5月10日
 独立系メディア E−wave Tokyo


 以前ご報告しました原発事故が起きた双葉郡の基礎自治体のひとつ、双葉町でペット救出ボランティアによって救出され、私の長男がもらい受け。昨年秋から青山自宅にいるアメリカンショートヘアの雌猫、「まるちゃん」のその後の経過報告です。

 何しろ双葉町に3.11〜5月頃まで放置されていたこと、ネコなので地べたにいたこと、地場のものをあさって食べていたことなどから、おそらく外部被曝+内部被曝は相当なものと想定されます。

 症状としてはしょっちゅう、くしゃみ、咳、発作があり、くしゃみをすると血がまざった鼻水が周辺に飛散します。

 さらにエサをよく食べ太っていますが、すぐにもどしてしまいます。今朝も発作、嘔吐を繰り返していました。


原発直近の福島県双葉町で捕獲された「まるちゃん」
2012.3.1 青山貞一撮影



2012.1.5  池田こみち撮影

 ※ちなみに池田さんが自宅で買っているネコ(これは鯖トラ系の
   アメショー)も筑波にいる友人の弁護士が野良を救出した3匹
   のネコのうちの2匹ですが、この2匹は原発事故以前に捕獲
   されています。
  
   はなとゆき、ひさびさのツーショットです!

 なお、今週、青山は水俣病の本拠地、熊本市の市民団体からの依頼でがれき広域処理問題で12日から熊本市に入り、13日に現地で講演をします。

 水俣病は、先月までいた私の大学の「環境と法」の授業の第一回目で講義する主たる内容ですが、その水俣病でも最初は汚染された魚類を食べネコが痛さで踊る(Cat dancing)が先行指標となり、後に人間に各種の症状がでたことは有名な事実です。

 残念ながらまるちゃんは、おそらく長生き出来ないと思いますが、最後まで看取るとともに、症状を動画を含め記録したいと思います。