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◆ぶどう峠と十石峠(群馬県と長野県の県境にある峠) ところで、過去、何度か上野村に来ていますが、そのときはいわゆる秩父事件に関連し、東京鎮台(旧陸軍)に追われ秩父から長野の小海地域に転戦した農民らが通ったという武州街道、現在の国道299号線が長野に入るところにある十石峠が、冬期や春に通行止めとなっていました。 長野・群馬県境と十石峠、ぶどう峠 出典:グーグルマップ ◆ぶどう峠 またその代替道路となっている国道124号線のぶどう峠(武道峠)も通行止めとなっていました。これらの峠は1500m級の標高にあります。 今回、8月27日、ぶどう峠は何とか開通していました。そこで8月27日、県道124号線をぶどう峠まで進みました。 標高1500m級の峠からは、好天もあり御巣鷹山、高天原山それにJAL123便 日航機墜落現場が遠くからではありますがよく見えました。 ちなみに激突した尾根は、標高で1979mの高天原山の尾根のスゲノ沢一帯です。当初、激突した高さは1565mです。一方いわゆる御巣鷹山は1639mあります。以下の図は2013年8月27日、現地調査した範囲を地図化したものです。 2013年8月27日、現地調査した範囲を地図化したものです。 出典:青山貞一作成 下の写真は、ぶどう峠(武道峠)から御巣鷹の尾根、墜落現場、高天原山方面を見たものです。 ぶどう峠にて 群馬県上野村と長野県佐久市の県境 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 ぶどう峠にて 群馬県上野村と長野県佐久市の県境 前方、御巣鷹山とあります 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 ぶどう峠にて 群馬県上野村と長野県佐久市の県境 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 ぶどう峠にて 群馬県上野村と長野県佐久市の県境 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 ぶどう峠から見た御巣鷹山、JAL墜落現場、高天原山 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 下の写真は激突現場部分を拡大したものです。今なお、激突部分の植生は十分にもどっておらず、写真でも縦に白い線が見えます。写真中、真ん中が墜落現場、手前が御巣鷹山、背後が高天原山です。 ぶどう峠から見た御巣鷹山、JAL墜落現場、高天原山 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 ぶどう峠の標高が1500m級もあるので、ほぼ同じ高さに見えました。 ◆十石峠 一方、過去何度も不通となっていた十石峠は、今回も不通でした。 しかし、今回はその迂回道路が開通していました。そこで、8月28日、この迂回路にチャレンジしました。この十石峠は、秩父事件で東京鎮台(陸軍)に抗戦した農民らが埼玉県の秩父から長野県の小海地域に転戦しながら通った峠として歴史的に有名な峠です。 出典:最後まで戦った菊池貫平ハイビジョンドキュメンタリー
下の図は国道299号線とその迂回路(矢弓沢線)の路線図です。迂回路は上野村の白井地区を起点とし、国道299号線のヘアピン部分を終点としています。 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-27 下は迂回路の途中で撮影した写真です。背景はV字の谷の奧に高天原山、日航機墜落現場、御巣鷹山が見えます。ぶどう峠よりかなり北側にあるので、小さく見えます。 迂回路途中から日航機墜落現場をのぞむ 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 下は迂回路の終点です。 迂回路の入り口 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 十石峠の長野県側(佐久市)には、下の写真のような展望台がありました。 十石峠の長野県側にある展望台 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 十石峠の長野県側にある展望台 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 下は展望台で写真を撮る池田。 十石峠の長野県側にある展望台 撮影:青山貞一 Nikon Coolpix S8 2013-8-28 こうして、私達は、8月27日(ぶどう峠)、8月28日(十石峠)と、歴史的に著名な2つの峠を通り長野県の小海経由で北相木村、南相木村に行きました。 つづく |