◆仙台湾のスズキ、基準値超のセシウムで出荷停止に
産経新聞 2012.4.12
食品中の放射性物質の新基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超える放射性セシウムを検出したとして、政府は12日、宮城県仙台湾で捕れたスズキの出荷を停止するよう県知事に指示した。海産物の出荷停止は、昨年4月に暫定基準値(同500ベクレル)超の放射性セシウムを検出した福島県沖のコウナゴ(イカナゴの稚魚)以来1年ぶり2品目(ひんもく)目。
厚生労働省によると、仙台湾のスズキから、今年に入り同100ベクレル超の放射性セシウムを相次ぎ検出。今月5日には同140ベクレルを検出した。厚労省は「放射性セシウムを含む小魚を食べ体内の濃度が上がった可能性がある」としている。
ほかに、宮城県、栃木県の5市4町産の露地栽培の原木シイタケ▽栃木県大田原市産の施設栽培の原木シイタケ▽福島県の酸(す)川支流のイワナ▽千葉県船橋市産のタケノコの出荷停止も指示した。 |