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ミランコヴィッチ論文などの
日本語データベース構築について
Milankovich Cycles Paper Data Base

    青山貞一 Teiichi Aoyama
  2020年12月31日


みなさま


青山貞一、池田こみちです。


「10数万年に一度の間氷期(温暖化)が地球に到来する」ことをを戦前、しかも定量的に立証したにも関わらず、欧米の科学者・研究者に無視されセルヴィアの天才で数学・天文学・地球物理学者、ミルヌイ・ミランコヴィッチの業績を記念し、関連する世界中の論文、資料、議論の日本語データベースを青山が中心となり構築しています。



すでに英語以外に露語、独語を含め膨大な論文、データ、議論が日本語に訳され登録されています。今後にご期待ください。ミランコヴィッチは、当初、セルヴィア語で書かれた原典も、ロシア語、ドイツ語経由で最終的に日本語に訳しています。

日本でこそほとんど紹介されていませんが、世界では膨大な量のミランコヴィッチ・サイクルとその関連の研究、追試計算、地球物理以外にフィードバックを考慮した研究が行われ膨大な数の論文になっていますが、日本語のものはきわめて限られています。

他方、南極のヴォストーク基地(当初ソ連、現在ロシア)や欧州10ヵ国の科学者による南極ドームCにおける氷床コア採取と酸素同位体分析、それらのモンテカルロ法などの積分手法を用いた80万年前から今日までの年平均気温やCO2CH4、ダストなどの定量時系列分析結果もデータベース化しました。また北極(グリーンラドなど)を含め関連論文(nature,sciencなど)も日本語化しました。

さらに欧米の科学者をモデレータ(司会者)とした世界中の科学者、研究者らによるミランコビッチ関連成果への質問のうち重要なテーマについての徹底議論についても、今までに合計約980の議論をすべて日本語に訳してました。

ミランコヴィッチの成果を理解するためには高等数学の素養が不可欠ですが、20世紀初頭にこのような天才数学者で物理、天文学者がおり、多大な成果を残しながら、欧米などの学者らから無視され続けたのは、きわめて遺憾なことです。

将来、作業中であるのと、論文の多くがnature,sciencはじめ欧米の出版業社に著作権(人格権は執筆者当人にあるとして財産権、編集権、送信権など)があることで、Web上での完全公開は困難であり、現在、それについても法的な方途を考慮中です。


ということで、青山、池田の独立系メディアでは、上記についてはまったく公開していませんが、今後を考え今朝、今後の方針を地球環境・地球物理・数理天文のスレッドにたてました。

青山貞一・池田こみち 2020-1-8

http://eritokyo.jp/independent/today-column-globe_env.htm