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政治資金収支報告書等に見る
政党・政治家の非常識
第2回 元首相の超高額飲食代


青山貞一
東京都市大学大学院
(専門:公共政策論)

掲載月日:2011年12月3日
 独立系メディア E−wave Tokyo


 政治資金収支報告書の最新版、すなわち平成23年11月30日公表(平成22年分 定期公表)政治資金収支報告書と政党助成金使途等報告書が公開された。

 日刊ゲンダイは以下にあるように2011年12月2日号で、麻生太郎元首相がわずか1年間で飲食代2260万円を使った事実を記事にしている。いつもながら政治家は、食い物くらい自分で出したらどうかと思う。

 実は、これは有名な話だが、民主党の菅直人首相も、連日連夜、身内や側近議員、秘書等を連れて、赤坂などの超高級焼き肉店などに通っていたと報じられている。

 たとえば、次の記事がある。

 2011年6月29日夜、菅直人首相は秘書官らとのすし店での会食を皮切りに、焼き肉店、イタリア料理店と3軒の飲食店をはしごした。すし店は秘書官室スタッフの送別会。焼き肉店は国家戦略室スタッフの会合で伸子夫人と会食した。首相は28日夜も側近の荒井聡前国家戦略担当相らと会食しており、冷ややかな空気に包まれた28日の民主党両院議員総会を乗り切った解放感を、会食で共有したかったようだ。

 
こんな記事もある。

 “ダメ菅”機密費が月1億円!血税が豪華料理に消えた?

 
欧米に比べ超高額の歳費をもらっている政治家が、何で公費、税金でこの種の飲食をするのか、違法であるなし以前にかくも政治家は卑しいというか浅ましい。


つづく

出典:日刊ゲンダイ 2011年12月2日