毎日新聞福岡 2001年9月29日朝刊 埼玉版 松葉を利用、主婦らがダイオキシン測定
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川口市の主婦らでつくる「ダイオキシン問題を考える市民の会」(渡辺千鶴子会長)の会員60人が10月1〜21日、「松葉でダイオキシン測定大作戦」を行う。
集める松葉は大気を6カ月以上取り込んだ古いクロマツ。大気中のダイオキシンを体内に取り込み蓄積している性質を利用して、周辺大気の平均濃度を測定する。
調査は国道122号を東西2ブロックに分けて実施。自宅や公園など、身近な場所で1地点約10グラム(2本1組で約60本)を採取する。
採取したサンプルは環境総合研究所・2001年度松葉測定運動実行委員会(東京都品川区)に送り、濃度を測定する。結果が出るのは来年春。 渡辺会長は「川口市内は小型焼却炉が多く、ダイオキシン発生源がいっぱい。私たちの手で汚染の実態をつかみたい」と話している。
問い合わせは電話048・223・8555同会長まで。【森国郎】