海部津島地域の市民グループ「海部農業と暮らしを守る会」（吉川三津子代表）は２０日、昨年１１月に津島市大縄町周辺で採取したクロマツの葉に含まれるダイオキシン濃度の測定結果を発表した。
　測定は、同町にある産業廃棄物焼却施設の半径約３００ｍ以内で実施。１３地点のクロマツから葉を採取し、専門機関に分析を依頼した。その結果、葉１グラムあたり１５．４６ピコグラムのダイオキシンが検出された。大気中のダイオキシン濃度に換算すると、１立方メートルあたりの環境基準０．６ピコグラムの約３倍の１．７〜１．９ピコグラムになるという。【加藤新一】