読売新聞 2002年3月7日 朝刊宮城版

仙台の産廃施設操業停止を要望ダイオキシン検出で

 
 「廃棄物と環境を考える宮城県民の会」(山田幹夫代表代行)ら市民二団体は六日、仙台市内の産業廃棄物中間処理施設周辺で、環境基準値を上回るダイオキシン類が検出されたとして、施設の操業停止を求める要望書を同市に提出した。要望書などによると、東京都内の研究所などに依頼して施設の煙突から五百−八百メートル内十か所のクロマツの葉のダイオキシン類濃度を調査したところ、大気中濃度に換算して一立方メートル当たりO.76−0.97ピコ・グラムと、環境基準値(O.6ピコ・グラム)を超す数値が確認されたという。要望書では周辺住民の健康調査実施なども求めた。