強行採決が跋扈する 国会運営の異常! 福山哲郎 民主党参議院議員 掲載月日:2007年6月19日 無断転載禁 |
テツロー日記 2007年6月19日 第317号 「ホントにおかしいかも・・・安倍内閣」 いま国会事務所にいます。 緊迫した終盤国会はホントにおかしな国会運営となってきました。 腹立たしさを越えてあきれ果ててしまいます。 まずは昨日、衆院・懲罰委員会で多数決でムリヤリ民主党側の委員長の不信任決議を可決。 代理を立て、内山代議士の登院停止を決めました。 委員長の不信任が可決されたのは、戦後間もない1948年以来59年ぶりのことです。 野党側も按分で委員長のポストが割り当てられ、国会は運営されています。 野党側の委員長だからといって数によっていちいち不信任決議をすれば、議会運営は成立しません。オーバーに言えば、国会は要らなくなります。 選挙で多数をとれば、何でもできることになってしまうからです。 議会制民主主義や多数決の原則の中での少数意見の尊重、合意形成などというルールを全く無視したムチャクチャな国会が目の前で起こっています。 そして、今日、参議院では、外交防衛委員会、文教科学委員会ともに、与党は事前の理事会合意がないのに、またもや強行採決に打って出ました。 文教科学委員会などは委員長がためらっているのにムリヤリ強行し、果ては自民党の職員が国会内に入り込み、委員長席のうしろから指示を出すというとんでもないことが起こりました。 さすがに小生も怒り心頭。 「この職員は一体何の権利があって国会内に入り込んでいるのか!」と怒鳴ってしまいました。 よく野党が審議拒否することに批判が及びますが、現在は全く違います。 与党は審議をすればするほど年金のようにボロが出るのでムリヤリ審議を打ち切っているのです。 つまり、審議を拒否しているのは与党です。 小生も9年国会に行かせていただいていますが、こんなバカげた国会運営は経験ありません。 安倍内閣はホントにおかしいかも・・・。 尋常ではないですから、解散なんてこともありうるかもしれません・・・。 長い会期末を迎えそうです。 ◎福山哲郎のテツロー日記 のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://blog.mag2.com/m/log/0000059821/ |