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映画の紹介:
田中正造と野に叫ぶ人々
赤貧洗うがごとき

掲載日:2007年1月23日


<谷中村廃村100年企画>
タイトル:田中正造と野に叫ぶ人々−−赤貧洗うがごとき (95分)

企画   :田中正造を後世に伝える会
監督・脚本:池田博穂
撮影   :西島房宏
音楽   :小六禮次郎
製作   :ドキュメンタリー映画「赤貧洗うがごとき」製作委員会
      〒113-0033 文京区本郷5-25-16 石川ビル10F
      03-3812-9215(TEL)、03-5803-9530(FAX)

上映日  :2007年3月10日(土曜日)午後2時〜5時
      2時開場、2時20分講演、3時上映開始

会場   :横浜情報文化センター
      (地下鉄 日本大通り駅前、又は、JR関内駅から徒歩10分弱)
前売券  :1000円
当日券  :2000円
購入問合せ先:草野 090−4223−5590
       加藤 080−1169−4539
       Mail IZU00421@nifty.com
実行委員会:神奈川の自然と環境を守る連絡会、
      横浜市従業員労働組合建設支部環境創造分会
      かながわ水・環境問題を考える会、
      山ゆりの会

<製作にあたって:チラシより>

 明治中期に起きた公害の原点ともいうべき足尾鉱毒問題、これは日本の近代化 を富国強兵政策によって進められたことによる必然的産物であった。凄まじい自 然環境破壊の下で、実り豊かな二つの村が消された。ひとつは、煙害によって消 された松木村であり、もう一つは、鉱毒問題を隠蔽するために貯水池化された谷 中村である。
 ここにあって「渡良瀬川沿岸の民を殺すことは、日本を亡ぼすことだ」と立ち
上がったのは田中正造と「野に叫ぶ人々」であった。

 本作品は、この田中正造の生涯を通じて、当時の政官財癒着の実態、マスコミ の役割、命や人権の大事さ、住民こそ歴史の主人公であるという厳粛な事実を、 豊富な資料や証言を下に、製作されたドキュメンタリー映画である。

●正造の言葉

 「関東の沃野を足尾の鉱毒で荒廃せしめ、幾十万の人民に塗炭の苦しみをさせながら、満州を占領したとてなんになる。」
 「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」