石垣島と言えば、世界的な珊瑚礁の宝庫です。今回は丸二日かけ、じっくりとその珊瑚や特異な地形などを観察しました。 何しろ石垣島の珊瑚礁は国際自然保護連合(ICNN)からも絶賛されています。 石垣市全図 ■3月22日の石垣の珊瑚の海 3月22日、最初に訪問したのは白保です。 残念ながら3月22日は一日中、大陸からの激しい黄砂があり、天気は良くても一日中、透視度が悪く、綺麗なサンゴの海はみれませんでした。 その昔、新石垣空港が世界的に見て優れた珊瑚礁をもつこの白保の海に立地されたとき、青山さんたちは体を張ってとめさせました。この経緯はNHKの金曜リポートという報道番組に残っていて、私もなんどかビデオをみています。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 この日は激しい黄砂があり、天気は良いのにすばらしい白保の珊瑚の海の色は見れませんでした。残念無念です! 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 下は昨年同時期に青山さんが撮影した白保の珊瑚の海です。 白保にはすばらしい珊瑚の海が展開する 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.26
下は衛星画像で見た白保のサンゴ群落です。 出典:グーグルマップより 白保を含む白保の珊瑚の海を海浜を飛行機からギリギリ撮影。くっきりとサンゴの環礁の内側と外側で色が違う。外海は濃紺、サンゴの海は薄みどりがかった青色だ。ただしこれは昨年、青山さんが撮影したものです。 撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.26 以下はWWFのしらほ珊瑚村に掲載されている写真を撮影したものです。白保の珊瑚礁がいかに希有ですばらしいものかが分かります。 白保のサンゴ 出典:WWF「しらほサンゴ村」の写真より
白保のサンゴ 出典:WWF「しらほサンゴ村」 ◆WWFジャパン サンゴ礁保護研究センター 白保海岸を後に、私たちは新石垣空港の工事現場、カーラ岳に向かいました。 石垣島と言えばカーラ岳というほど、カーラ岳は石垣島のひとびとの心の故郷、のシンボルとなっていますが、新空港建設の一環として(航空法にひっかかかるため)カーラ岳の東側を大幅に削除する工事がはじまっていました。 なにしろすぐ先にあるカーラ岳も黄砂でご覧の通りぼんやりしか見えません。カーラ岳の右側にユンボなどの重機があるのが確認できます。 無惨にもカーラだけが壊されています 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 下は新空港の工事現場で撮影した写真です。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 、そして石垣島の一大眺望、景観の名所、玉取崎展望台に行きました。しかし、ここでも石垣島一の眺望は黄砂のためまったくNG!! 下の写真は青山さんが昨年同時期に玉取崎展望台で撮影したものです。どうでしょう、ワンダフルです。ただ3月24日は黄砂の影響はなくなり、ほぼ同じ景観を見ることが出来ました。 |
玉取崎展望台にて
撮影:青山貞一 Nikon Cool Pix S10 2009.3.26
玉取展望台付近にはたくさんのハイビスカスが植えられていました。 玉取展望台のハイビスカス 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 玉取崎展望台から見えた海岸に降りてみました。この海岸に入る途中、沢山の種類の蝶がいました。蝶の専門家でもあります青山さんに聞くと、オオゴマダラ蝶、イシガケ蝶そしてジャコウアゲハなど、オオゴマダラは石垣市の蝶ですが、本土では非常に珍しい蝶だそうです。まるで蝶の桃源郷のような場所でした! 下は3月24日に行ったバンナ公園にあったオオゴマダラのモザイクです! 実によくできていました。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 24 March 2010 玉取崎展望台から見えた浜に行ってみました 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 この平久保北の砂浜には毎年4月から10月にかけウミガメが産卵にやってくるとのことです。日本に生息するウミガメ3種類が八重山海域に産卵するということです! ウミガメのあかちゃんです。 下は平久保北の浜辺にでていたウミガメ保護の看板です。 撮影:青山貞一 Nikon CoolPix S8 22 March 2010 つづく |