平成12年12月4日 退職 守 大助 2007年4月1日 |
私はCLの看護師である彼女と一緒に生活してました。彼女は日勤で私は休みでした。昼頃にパチンコ屋へ出掛けました。(服装はGパン・黒セーターに黒の革ジャンです!) パチンコをやっている間に、携帯の留守電に3件ほど入っていました。 1,2件は無言でしたがProfからだと表示で分かりました。3件目に“半田ですが至急連絡下さい”と入っていた。Profの携帯へすぐに電話しました。 “ああ守君か、悪い悪い休みのとこ、今後の病院のことでゆっくり話したいなと思ってさ”と。 当時CLでは6月からデェイケアーをスタートすると言いながら進んでいなく、11月にもProf、事務長代理、婦長の4人で話し合っていたので、そのことかと私は思いました。 いつですかと聞くと“できれば今日話したいんだ”と。今すぐとは思わなかったので、“今日の夜ですか?”とすると“いや夜じゃなくて、守君がよければ今頃がいい”と言われました。 (午後1時30分過ぎ)パチンコの途中でしたので“じゃあ何時ぐらいだったらいいですか”と聞くと“3時にどう”という感じだったので、まだパチンコできると思い承諾し、CLの敷地内にコア研究所があり、そこにいるから、着いたらTELくれと言われその時はそれで終わりました。 午後2時30分頃、CLの駐車場からProfへTELしました。着いたことを伝えると、“コアの2階にいるから来てくれ”と。私は何も考えずに2階に行きました。 この時、初めて2階へ上がりました。これが最初で最後です。1階はデェイケアーで利用するとしていたので入ったことありました。 スタッフと打合せしていたようで、打合せしている所でパイプ椅子に座って待ってました。Profが話終わったようで“ここではなんだからお茶しながら話そう、ホテル行こう”と同じ地区にあるロイヤル・パークホテルへ行きました。 時間も3時でお茶の時間だったので、疑いを持たないで別々の車で向った。ただ服装がふさわしくないな〜と思っていました。カフェテリア(喫茶室みたいな所)で話すことになりましたが案の定、場違いな服装でした。ほぼ中央の席に近い所、多くの人がいました。2人でコーヒーを注文しました。話はProfから始まりました。 “休みのところわざわざ申し訳ない、この通り”と頭を下げられました。“そんなかまいません”と言うとProfは“いやあうちのがちょっとこのごろノイローゼになっちゃってさ”と。私は“どうしてですかね”と言ったら笑ってProfは“いやあ守君の当直の時に急変が多くてさ、うちのがまいってるんだよ”という話をしてきました。 私はこの時、それについて否定することしませんでした。実際に急変にあたっていましたし、原因が私だと思いもしてなかったので。話も別のことだと思ったので。それで私から“お話というのは何でしょうか?”と。 (私が北陵へ勤務することになったのは、前回説明した通りで、Profからのお願いにNOとは言えない、ましてコアでなくホテルのカフェテリアという人が多い所で頭を下げられるという中で、私がNOと言えないようにするために、ホテルへ行ったのだと今は私、そう思ってます。) Profから“いやあ実は、仕事を休んでくれ”と言われました。話というのは仕事を休んでくれということなのかと、この時やっと分かりました。 「私の当直の時に急変が多くまいっているんだ」というのが続いていたのです。 “本来は郁子を休ませればいいのだが、今はCLにとって稼ぎ時だし、守君も知っているように、うちは赤字経営だから、うちのを休ませるわけにいかないんだ”“郁子が良くなるまで、守君にはちょっと休んでいてほしいんだ”“もちろん良くなったら、またCLで仕事してもらうしFESには守君にも一緒にやってもらいたいから”などと言われました。 この時、私の心理は、郁子医師がノイローゼにというより、Profからお願いされているということばかり考えていました。(急変に私が原因だなんて思いもしないし、当直も多いのだから当然あたると思ったことは考えた) 私としては“何か悪いことしたから休ませられるんだ”なんては考えません。悪いことなんてしてないのですから。経営が赤字というの知っていたし、事務長代理が12月末まで2億円返済しないとCLは潰れますと言われていたのもあり、郁子医師を休ませられないというのも分かりました。 何よりもProfに何度も頭を下げられながら話されるというのが、周囲の視線が気になった。Profの声も“頼む”“お願いだ”というのだけ大きくなり、どう見ても場違いなスタイルです、スーツ姿のProfが私に頭を下げるという行為は。そういうのを私は気にしてしまい、受け入れてしまうということになっていきました。 正月までのシフトができているので、せめて12月いっぱいは働いてから休むというのならどうですかと伝えたところ、“ううん”とちょっと考えているように“12月というより明日から休んでくれ”と言われました。私も生活もあるし、そんな一方的なことは無理ですと言いました。 もうここからはProfの頭下げと“お願いだ”というのが何度もされました。 CLへ誘ってくれたのはProfだし、そんなに頭を下げられるんだったら、ここで嫌だとは言えませんでした。そこで私は条件をつけたんです。12月分勤務通りの給料、ボーナス全額、CLへ戻るまでの失業先というものをつけたんです。 そういうことを伝えると、“こっちからの勝手なお願いなのだからちゃんとその通りにするから”と言われました。 その後“じゃあ、今日中に退職届を出してくれ”と言われ、これには私も休職じゃないのか、と確認したら、“申し訳ないことばかりだが退職届で書いてくれ”と言われました。 “そう書いたら、12月分の給料ももらえなくなるじゃないですか、Profそれはおかしいんじゃないですか”と私が聞くと、こちらの都合でお願いしているんだから大丈夫だからなどと言われて頭を下げてくるばかりでした。 こうして私は、”Profがそう言うならばその通りします“と伝えました。Profからのお願いなのだから、言われた通りにしますと言う以外にありませんでした。私は周囲が気になり、どういうふうに思われているのかとそればかり気になった。それにProfからだったから受け入れたのです。他の人からだったら受け入れません。そこを皆さん理解して下さい。 守大助 |