エントランスへはここをクリック            

上高地の環境調査   
青山 貞一

掲載日:2004.5.2

 田中康夫知事の「上高地からのメッセージ」にあるように、上高地は「世界市民の共通財産」である。この希有の自然景観、環境資源をどう守るか、すなわち世界市民の共通財産、上高地の自然、景観、生態系を観光立県信州においてどう次世代に継承するかは、私たちに課せられた大きなテーマである。

 2004年5月1日、GW開始初日、交通規制に関連した環境調査の準備で長野から上高地に朝から車で向かった。当日は下の写真にあるようにまれに見る好天となった。
 
 本調査は、春と夏の2季に分け行われる。春期調査は、長野県環境保全研究所が大気汚染、気象関連調査、長野県環境自然保護課、地球環境課が入山者、観光客へのアンケー調査、長野県経営戦略局が広報を担当し5月2日〜4日の3日間を通し行われた。

左:青山貞一(長野県環境保全研究所所長)
右:太田 寛(長野県生活環境部長)
長野県の大気、気象測定車(あおぞら号)

 環境保全研究所からは上の写真右にあるように、大気・気象の自動測定機器を積んだ「あおぞら号」を上高地の駐車場にもちこんだ。移動測定者を使って路線バス、観光バスなどがもたらす大気汚染状況を測定する。調査概要は、以下の長野県の発表資料を参照して欲しい。
長野県発表資料:(2004.5.1)上高地における利用の現状を把握するための調査を実施します(PDF形式13KB/1ページ)
混雑期の上高地における交通動向や大気環境の現状及び利用者の意識について把握し、今後の上高地の利用のあり方に関する検討の参考とするために5月2日〜4日まで調査を実施します。(生活環境部 環境自然保護課)