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建設コンサルタント、9億円所得隠し
追徴税6億円


掲載日:2004.6.8

 以下は朝日新聞2004.6.8速報。コメントは別途行います(青山)
 
建設コンサルタント、9億円所得隠し 追徴税6億円

 ごみ処理施設の建設をめぐるコンサルタント業務を請け負う「オーエムプラント」(本社・東京)が東京国税局の税務調査を受け、01年12月期までの3年間に9億数千万円の所得隠しを指摘されていたことがわかった。このうち4億数千万円は同社が使途を明かさなかったため、「使途秘匿金」とされ、制裁課税を受けたとみられる。追徴税額は重加算税などを含め、約6億円という。

 関係者によると、同社は実体のない外注費を下請けに支払い、還流させて裏金をつくっていたという。このうち4億数千万円について、同社は支出先などの説明を拒否したため、国税局は通常の法人税に加え、支出額の40%を追加課税した。

 同社は昨年まで、大手プラントメーカー「荏原製作所」の営業代理店として活動していた。同社の社長は、荏原と合併した「荏原インフィルコ」の元部長だった。

 信用調査会社によると、同社は89年の設立で、資本金は8000万円。ごみ処理施設の建設などで、荏原や日立造船から業務を受注し、毎年40億円前後の売り上げがある。

(06/08 08:52)