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「長野県」調査委員会の活動報告(1)

掲載日:2004.6.14
 
 田中康夫知事の選挙公約でもある長野冬季オリンピック招致に係わる一連の疑惑など、長野県に係わる主要な疑惑問題を解明するための「長野県」調査委員会が2004年2月設置された。

 このたび、長野冬季五輪招致委員会に関連する帳簿のコピーの一部が発見されたことが6月14日分かったと言う。

 なお、「長野県」調査委員会については、「長野県」調査委員会のホームページ を参照のこと。

長野五輪招致委の帳簿の一部?発見、項目に振り替えの跡
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 長野冬季五輪招致委員会の会計帳簿の一部とみられるコピーが見つかったことが14日、関係者の話で分かった。国際オリンピック委員会(IOC)委員に対する接待の実態や買収疑惑を裏付ける具体的な支出明細は記されていないが、項目間の振り替えの跡がみられるという。

 帳簿のコピーを見つけたのは、長野県の田中康夫知事が委嘱した委員でつくる「長野県」調査委員会(会長=大塚将司・元日本経済新聞ベンチャー市場部長)。関係者によると、コピーが今年4月、長野県庁内で発見されたという。98年冬季五輪開催地を決定するIOC総会(英バーミンガム)が開かれた91年度の招致委員会の会計収支を記したもので、帳簿には項目間の振り替えの跡などがあるという。
 招致委員会の会計帳簿は90冊余りあった。同委事務局があった長野市役所内に保管されていたが、開催地決定後の92年3月末、事務所明け渡しに伴い「不要なもの」として焼却処分された、といわれた。同県の田中知事は00年10月、帳簿問題の検証を公約として掲げ初当選。今年2月、「長野県」調査委員会が発足し、非公開で帳簿問題の調査を続けている。

朝日新聞 2004.6.14 (06/14 15:43)