田中康夫知事が進める長野県改革の象徴は、何と言っても「脱ダム」宣言に象徴されている。
その知事が口癖のように言うのが、「日本の背骨に位置し、数多の水源を擁する長野県」だが、なかでも知事が愛しているのは「世界市民の共通財産・上高地」である。右下のカードは、昨年の秋に上高地に来られた方々に配ったものだ。
この世界市民の共通財産、上高地の自然、景観、生態系をコモンズとの絆をどう保ち、次世代に継承するか、これも私たちに課せられた大きなテーマである。
上高地にお越しいただき、ありがとうございます。
「『脱ダム』宣言」に謳うが如く、日本の背骨に位置し、数多の水源を擁する長野県が誇る、「世界市民の共通財産・上高地」にようこそお越し下さいました。
富国強兵から経世済民へ霞ヶ関の官僚統治から、私利私欲とは無縁の市民自治へ。
物質主義のハコモノ行政から、コモンズと呼ばれる集落単位の絆を大切にする脱物質主義へ。
長野県から始まる日本の選択、日本の一新に御期待下さい。
貴方が上高地を訪れて下さった記念として、この栞をお渡し申し上げます。
長野県知事 田中康夫 |
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