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出発前の今井君
  青山 貞一

掲載日:2004.4.11

 友人のジャーナリストで「今日のコラム」の愛読者から次のメールが届いた。今井君について言及しているので敢えて転載する。

 「今井さんは大切な友人です。彼は、出発前、訪ねてくれて「ジャーナリストを目指す」とまぶしい誓いをしてくれました。今井君のあふれるエネルギーをうらやましく思い、「私にできることがあれば、なんでも協力します」と約束しました。

 臆せずに、どんどんと、人の中に入っていくことのできる人でした。彼は、ブラスバンドでチューバを吹いていたそうです。私の大学時代の友人にも、チューバ吹きがいたので、「あんな、大きな楽器、大変でしょ?」と驚くと、「肺活量は5000はありました」と笑ってました。中学時代から、自宅近くの川辺でごみ拾いを始めたそうです。

 でもそれは、「いいことしよう」と始めたのでなく、「部活が終わって単に閑だったから」と屈託のない答えでした。興味や関心の幅が広い。「壁」を作らないで、好奇心が旺盛なんでしょう。

 ところで「自然と人間」の3月号で、旭川の「黄色いハンカチ運動」のルポを載せていました。(青山さんは最新号で書いておられますね!)お読みになりました?

 大きな可能性を秘めた率直なルポでした。彼は、一人、色の違うリボンを帽子につけた老人に出会い、ささやかな「抵抗」を感じ取っている。その老人とも話したようですが、どんな風に語ったのだろうかと、ふっと想像をかきたてます。」

●青山追記

 上記に指摘のある「自然と人間」の最新号(4月号)だが、 「自然と人間」の編集長から3月に原稿を依頼され「戦争と環境」について巻頭論を書いたものの、残念ながら出来上がった雑誌はまだ見ぬうちに、今回の3人拉致事件が起き、編集長の熊谷さんが今井さんらの救済にシャカリキになったようだ。

 「自然と環境」のホームページを見ると以下の表紙がでていた。実は、編集長の熊谷さんとは、坂本龍一さんが監修した「非戦」にともに論考を寄稿している。