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「地の塩」について

佐藤清文
Seibun Satow
 
掲載日2006年4月10日


 以下は、先の小沢一郎さんの演説にもある『山猫』に出てくる「地の塩」についての説明です。この地の塩は、キリスト教の用語ですので、佐藤清文さんに敢えて解説をお願いしました。

 以下解説。

 塩は地上、すなわちこの世において生命の維持に不可欠であるのはもちろん、古来から調味料や防腐剤、殺菌、清めの道具として用いられていますが、「地の塩」は『新約聖書』に由来します。

 

 あなたがたは地の塩なのです。けれども、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味がつけられるのでしょう?もう何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、人々に踏みつけられるだけです。

(『マタイによる福音書』513)

 

 Vos estis sal terrae; quod si sal evanuerit, in quo salietur? Ad nihilum valet ultra, nisi ut mittatur foras et conculcetur ab hominibus.

(“Evangelium Secundum Matthaeum” V: xiii)

 

 You are the salt of the earth, but if the salt has lost its flavor, with what will it be salted? It is then good for nothing, but to be cast out and trodden under the feet of men.

(“The Gospel According to Matthew” 5:13)

佐藤清文氏略歴
1966年2月12日岩手県生まれ
1990年3月国際基督教大学教養学部教育学科卒業
1992年3月国際基督教大学大学院教育学研究科修了
http://hpcunknown.hp.infoseek.co.jp
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