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東京大気汚染公害裁判
鷹取敦証人への国の反対尋問
平成16年10月20日
 
掲載日:2004.10.20

 以下は、2004年10月19日東京地方裁判所で行われた環境総合研究所調査部長の鷹取敦氏への国側の反対尋問を聞かれた弁護士の感想です。

 昨19日、東京大気裁判で、環境総合研究所の鷹取敦さんの被告側
反対尋問が行われました。鷹取さんのご証言は大変立派でした。国・道路公団の代理人(たぶん訟務検事)からの反対尋問は、われわれ素人が陥りやすい統計学の基本的な誤解に基づくものが多々みられましたが、鷹取さんは冷静に、かつ丁寧にその過ちを指摘されていました。反対尋問はいわゆる壁塗り尋問でしたが、おかげ様で、聞いていたわれわれ素人には大変勉強になり、また意を強くしました。これで、おそらく裁判所は、汚染物質の到達問題に関して、鷹取さんの証言をあからさまに無視した判決は書けなくなったものと思います。本当にご苦労様でした。