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  トヨタによる21世紀の
  超巨大環境破壊!?

 21世紀の巨大開発を考える会
   会長 織田重己


<本件は投稿によるものです>

 愛知県豊田市(旧下山村)と岡崎市(旧額田町)の山の中でとんでもないことが行われようとしています。

 トヨタ自動車(株)がテストコース、研究棟、実験棟、厚生施設等の建設を計画しているのです。テストコースは2キロの直線コース、6キロの周回路、4キロの周回路など、いくつか造る予定です。現在は環境影響調査(アセス)を実施中です。工事や買収は愛知県企業庁が行い、造成後トヨタが購入することになっています。

 問題はその面積と場所です。総面積は660haで、山を切り崩して谷を埋める造成面積は410haです。2010年に着工して2020年の完成を目指していますが、過去にも短期間にこれほど大規模な開発が行われたことは無かったと思います。


開発予定地のイメージ

 東京ディズニーランドとディズニーシーを合わせても100haしかないことから、そのとんでもない大きさがわかるかと思います。

 予定地の環境は約8割が森林で、2割が農耕地です。その森林のうち約7割が里山で、3割が植林地です。

 完成すると研究者だけで5000人、その他職員を合わせると6000人ほどが働く計画です。現在下山地区の人口が5500人なので、これだけの人が働くことになるとインフラの整備でもかなりの環境破壊が予想されます。経済の発展のためとはいえ、この時代にこれほどの環境破壊を計画することはとても不思議なことだと思います。

 予定地には国の絶滅危惧種で生態系の頂点に立つ猛禽類のサシバ(絶滅危惧U類)やオオタカ(順絶滅危惧)、ハチクマ(順絶滅危惧)などが多数生息しています。


現地には猛禽類のサシバ(絶滅危惧U類)やオオタカ
(順絶滅危惧)、ハチクマ(順絶滅危惧)などが多数生息


 これらの種はテストコースができればこのエリアでは絶滅することになります。企業庁はこれら貴重種がいても計画の変更はしない見解を示しました。

 これも時代遅れの発言といわざるをえません。日本ではアセスにより計画が中止や変更になることは何故かありません。

 また、今回相手が世界一の企業なだけに反対運動など声をあげる人はいません。地元になればなるほど声をあげづらくなります。そこでこの現実を世の中に広めるためにホームページを作りました。是非ご覧ください。   


  21世紀の巨大開発の詳細は、以下のホームページにあります。
         http://bio-diversity.info