台湾で脱線事故発生、少なくとも50人死亡、 大陸からは哀悼の意が示される Train derailment kills at least 50 in Taiwan, mainland express condolencehe Global China 翻訳:青山貞一 Teiichi Aoyama(東京都市大学名誉教授) 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年4月2日 公開 |
台湾東部のトンネルで旅客列車が脱線し、少なくとも50人が死亡、140人以上が負傷したと地元の鉄道局が発表した。重傷者もいるため、犠牲者はさらに増える見込みである。 死亡した50人のうち、運転手と助手の2人、残りはフランス人1人を含む乗客である。 国務院台湾事務弁公室と台湾海峡両岸関係協会は、死者の遺族に哀悼の意を表し、負傷者にお見舞いの言葉を述べた。 馬暁光(マー・シャオグァン)氏は北京で次のように述べた。馬氏は国務院台湾事務弁公室のスポークスマンである。 また、中華全国台湾同胞連合会も、大陸に住む台湾同胞がこの事故を悲しんでいると、お見舞いの手紙を発表した。 490人以上の乗客を乗せた8両編成の「408 Taroko Express」は、金曜日の朝、台湾東部の花蓮市付近のトンネル内で最初に工事車両に衝突し、脱線した。 脱線したのは2両目と3両目で、3両目から8両目までがトンネル内に残り、4両目と5両目の変形が最も大きかったとのことである。救助活動は金曜日遅くの時点でも行われている。 この事故は、トンネル付近の斜面で工事車両が滑り、走行中の列車に衝突したことが原因ではないかと地元メディアは指摘している。 工事車両は、ブレーキを引かずに斜面から線路に滑り落ち、トンネルから出てきたばかりの列車を軌道から逸脱させた疑いがあるという。地元メディアの報道によると、時速約125キロの走行速度で動いている列車のため、運転手が車両を見たときに反応する時間が足りなかった可能性があるからという。調査は現在も進行中。 メディア報道によると、死者への補償額は、1人あたり約540万台湾ドル(18万9730ドル)、重傷者1人あたり240万台湾ドル、軽傷者1人あたり60万台湾ドルとなっている。 このような悲惨な事故が島で起こるのは初めてではない。1978年以降、同地では10件の大きな列車事故が発生しているが、408タロコ・エクスプレスの事故が最も致命的なものだったと地元メディアは伝えている。 2018年10月21日、樹林駅から台東市に向かうプユマ特急列車No.6432は、370人の乗客を乗せたまま線路から逸脱し、18人の死者と270人の負傷者を出した。 グローバルタイムズ |