システムの概要
- SUPER WATERは、地方公共団体の水質管理に柔軟かつ敏速に対応するために、株式会社環境総合研究所が開発した画期的なパソコン情報システムです。
- SUPER WATER(DB)は、河川流域に存在する届出施設、未規制施設、土地利用などの水質汚濁発生源に関連する各種フレームデータ、発生原単位データ、地理的 位置データなどを発生種別毎にデータベース化し、情報管理するとともに、流域単位、河川単位、集落単位などで汚濁物質毎の発生負荷量を推計します。
- SUPER WATER(SIM)は、SUPER WATER(DB)による発生源データ、負荷量推計と測定地点毎の水質濃度、流速、流量などの実測データをもとに、河川の水質濃度の現況再現シミュレーションを行い、得られた拡散係数などのパラメータをもとに、将来水質濃度シミュレーションを行うパソコンベースの情報システムです。
- SUPER WATERは、研究開発過程で、操作性、既存表計算ソフトとのデータ互換機能、グラフィックス表示機能、データ入力機能などに関し、多くの公共団体との対話を繰り返し、より使いやすく、実用価値のあるシステムとするように努力してきました。
- SUPER WATERは、現在、プロトタイプが完成し、これから最終製品とするための調整を行います。完成は、1996年5月の予定です。
利用対象分野
- 水質汚濁関連各種施設情報管理
- 環境庁などへのデータ報告対応、行政間データ交流
- 河川水質規制シミュレーション
- 河川水質管理シミュレーション
- 河川水質の環境影響評価、計画アセスメント
- 河川環境管理計画策定支援のための地域シミュレーション
システムの主な機能
- 水質汚濁特定施設情報管理データベース
- 環境庁水質保全局フォーマットによるデータ出力機能
- 水質汚濁原単位データベース
- 社会経済フレーム(人口、産業、畜産、土地利用)データベース
- 流域水質汚濁負荷量推計計算及び結果のグラフィックス表示
- 河川水質現況再現シミュレーション
河川水質将来予測シミュレーション
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