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建築物・地形の起伏等は風況、大気汚染の拡散場に大きな影響を与えます。しかし、環境影響評価、生活環境影響調査等で国内において一般的に用いられている、正規プリュームモデル(有風時)・パフモデル(無風時)では建築物・地形による影響を考慮した予測・ 評価を行うことはできません。 本システムが対応している流体シミュレーションモデルは、風洞実験によって検証された有限差分法によって移流拡散を記述する高度なモデルであり、自動車排ガス(インターチェンジ、ジャンクション、高架・平坦併設道路)、一般廃棄物排ガス、産業廃棄物焼却炉排ガス、 最終処分場からの飛灰の飛散、大規模マンション建設による風況への影響等、多くの実績がございます。 |
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Super AIR/DYNAと他システムとの連携の例 |
本システムの活用事例 |
東京都日の出町矢戸沢処分場から周辺地域への飛灰の飛散シミュレーション(環境総合研究所自主研究より) |
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風の流れのシミュレーション結果の例 |
飛散した飛灰濃度のシミュレーション結果の例 |
神奈川県芦名産廃処分場からのの飛灰の飛散シミュレーション
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「サッポロビール工場跡地再開発に伴なう環境事後調査」(恵比寿三丁目環境対策協議会委託)関連環境総合研究所自主研究より |
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北風の場合の地表面の風況 (南南東方向より北北西を臨む) |
矢印の方向が風向を、長さが風速を表している。 高層建築物の谷間に沿って強い風が現れているのが分かる。 また、高層建築物の風下側では風速が低下するため大気汚染が滞留しやすくなる。 |
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実際の計画 |
低層の場合(再開発前と同程度の高さ) |
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北風の場合の地表面の風況 (北西方向より南東を臨む) |
矢印の方向が風向を、長さが風速を表している。 奥、右手から中央奥へ伸びている窪み(堀割)の下を山の手線が走っている。 |
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実際の計画 |
低層の場合(再開発前と同程度の高さ) |
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北風の場合の地上100mの風況 (北西方向より南東を臨む) |
航空写真(参考) 左中、左下図とほぼ同じ角度から撮影した写真(環境影響評価事後調査報告書より) |
高架(自動車専用道)・平坦(一般道)併設道路における自動車排ガスの拡散シミュレーションの例(環境総合研究所自主研究より) |
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南から北方向を臨む 高架自動車専用道路および一般平坦道路(幹線)が南北に伸びている。画面上から三分の一付近左右方向(東西方向)にも交通量は多くないものの一般道路が伸びている。 北西方向から風が吹いている場合に大気汚染の拡散状況のシミュレーション結果。 |
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北から南方向を臨む 手前から奥に高架道路が伸びている。左奥には鉄道の高架構造(部分)が見えているのが分かる。 風は右手前から左奥に向かって吹いている。 大気汚染は地表面(および建物の上側表面)の濃度を色で表している。 高架構造下側に大気汚染が高濃度となっているのが見て取れる。 |
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高さ方向の濃度分布 上図と同じ角度から、高さ方向の濃度分布および風向・風速を表示した。 任意の断面においてこのような表示が可能である。 地上付近において高濃度となっており、特に高架構造の風下側で濃度が高いのが分かる。 これは風上側の建築物および高架構造の両方の影響を受けていることによる。 |
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2次元断面表示 上図と同じ断面を2次元で表示したもの。 構造物と風向・風速、大気汚染濃度の関係が分かりやすく表示されている。 X方向、Y方向(地面に垂直な断面)およびZ方向(地面に平行な断面)の任意の位置について表示を行うことができる。 |
本システムの操作手順 |
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1.予測・評価の対象物質・SOx、NOx、CO、HC、HCl、Dust、ダイオキシン類、他の大気汚染物質 2.予測モデル
3.予測対象時間
4.座標設定、地形・建物データ作成
5.関連予測
6.結果出力(システム)
7.データベース機能
8.プロジェクト管理機能
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