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元米国防長官; 
米国はロシアを攻撃するため
8年かけウクライナを訓練

欧州は人手が足りなくなれば
ウクライナに派兵せざるを得ない

Sputnik 日本 記事4本コンボ
War on Ukraine  #3062  17 March
2023

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年3月19日
米軍 - Sputnik 日本, 1920, 17.03.2023 © 写真 : Public domain / Yvonne Najera

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 米国はロシアに害を及ぼすことを目標にウクライナ軍の整備を決定し、8年を費やした。元国防長官顧問でダグラス・マクレガー退役大佐が自身のYouTubeチャンネル「Douglas Macgregor Straight Calls」で明かした。

 マクレガー氏によると、米国は自身の行動の影響について深く考えておらず、戦場の敵国としてのロシアを過小評価していたという。米空軍は世界最強で大規模とはいえ、ロシア防空部隊と衝突すれば甚大な損失を被ることになるとの考えを示した。


核爆発 - Sputnik 日本, 1920, 25.02.2023

核戦争を回避するため、米国はプーチン大統領の言葉に耳を傾けるべき=米専門家 2月25日, 23:48

 同氏は「敵は高度な防空システムをもっている」と指摘し、「米空軍が罰せられることなく飛行できた時代は終わった」と結んだ。

 これより前、ポンペオ元国務長官は、ロシアが特別軍事作戦を開始するずっと以前から米国教官がウクライナ軍を訓練していたことを明かした。

 同氏は「私がまだCIA長官だった頃、ウクライナ南東を何度か訪れ、様々な方法で特殊部隊を支援していた」と認めた。


◆欧州は人手が足りなくなればウクライナに派兵せざるを得ない=ハンガリー国防省 2023年3月14日, 13:40 (更新: 2023年3月14日, 14:45)


ウクライナ兵 - Sputnik 日本, 1920, 14.03.2023 © AP Photo / Libkos

 欧州は殺傷兵器や装甲車の派遣によって、ウクライナ紛争に徐々に関与するようになっている。こうした傾向から、ウクライナの人的資源が尽きた場合、欧州諸国はウクライナに軍隊を送ることになる。ハンガリーのクリストフ・ザライ=ボブロヴニツキー国防相がこのように表明した。

 ハンガリーのサイト「Index」は、ザライ=ボブロヴニツキー氏のこのような言葉を引用している。
「西側諸国は紛争を局地化するのではなく、国際的なレベルにまで引き上げることにした。制裁を支持し、資金を提供し、兵器だけを提供しながら、紛争に関与しなければならないという時点に来ている。

 すでにレオパルト戦車が送られ、戦闘機の派遣も間近だ。これが続いた場合、ウクライナの人的資源が尽き、兵士も必要になる。これは一種のエスカレーションでもあり、欧州が戦争の渦中にいることになる」

 同氏によると、紛争を終わらせるためにはロシアと米国の交渉が必要だという。ウクライナは自らの運命を決めることができず、他人がそれを決めるためだ。


世界の大部分の国々は、欧州の「戦争ヒステリー症」を支持していない=ハンガリー外相 - Sputnik 日本, 1920, 25.02.2023

 また、同氏は「米国の決定なくして平和はありえない。今日、誰もがそれを知っている」と指摘。「我々は数ヶ月前にもこの話をしたが、当時はまだこの話をすることはできなかった。そのため、今日、米国や西側諸国、『自由な世界』の支援がなければ、ウクライナはとっくにこの戦争に負けていたと誇らしげに語る人々によって、真実はフィクションの烙印を押されていた。」
 
 ザライ=ボブロヴニツキー氏は、ハンガリーはウクライナに兵器を提供せず、軍事演習にも参加しないが、難民を受け入れ、負傷したウクライナ兵を治療し、ウクライナ軍の衛生兵を訓練していることを喚起した。

 これより前、ハンガリーのオルバン首相もまた、自国の軍隊をウクライナに派兵する議論を始める間近まできているとウクライナ紛争の拡大を警告していた。


◆ウクライナへの武器供与により廃棄処分コスト節約=米国コラムニスト 2023年3月13日, 17:19


ウクライナ向け弾薬の搭載 - Sputnik 日本, 1920, 13.03.2023 © 写真 : Public Domain/U.S. Army/Senior Airman Matt Porter

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 日刊オンラインマガジン「アメリカン・シンカー」のコラムニスト、ロジャー・スミス氏は、米国による昨年の対ウクライナ軍事支援は466億ドル(約6兆2625億円)の上ったと指摘。ただしこの金額は数十年前に購入され、間もなく米国武器庫から消える予定だった武器に係るものだという。

 スミス氏によると、通常の場合、このような武器は廃棄処理となるが、その際の無効化と処分には莫大なコストがかかる。

 「武器の無害化は大変コストがかかる。保管・運用期間が終わりに近づく古い武器をウクライナに送ることで、米国とNATO加盟国は処理コストを節約している」

 スミス氏は、ウクライナに送った量の武器を処分した場合は、約350億ドル(約4兆7085億円)がかかっただろうと分析する。


クリミア半島 - Sputnik 日本, 1920, 12.03.2023 

ドンバスの解放を賭けた特殊軍事作戦

クリミアで攻勢をかけたいウクライナを米国が支援、欧州は悲惨なことに 米コラムニストの予想 3月12日, 14:44

 一方で、廃棄対象の武器の在庫も底を尽きてきた、とスミス氏は指摘。ウクライナへの軍事支援は米国で支持されないだろうという見解だ。そのためNATO政策の変更を期待するしかないという。今後のウクライナ支援は新兵器製造の新たなコストに直結しているからだ。

 ロシア外務省はこれより前、米国はウクライナ紛争の「指揮者」であるだけでなく、一番の受益者であると指摘した。米国は同盟国から軍備を押収し、ウクライナの軍事行動「劇場」に送り「処理」させている。そうすることで欧州の同盟国に新たな軍事製品購入にかかわる数十億ドルの契約を押しつけている。