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メドベージェフ、
ウクライナ紛争が
「数日で終わる」可能性
がある理由を挙げる

メドベージェフは、米国とその同盟国がキーウへの武器送付をやめれば、
モスクワとキエフの間の敵対関係は速やかに終わるだろうと語った。

Medvedev names how Ukraine
conflict could ‘end in days’

RT War in Ukraine#3790 5 July 2023

英語
訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年7月6日

メドベージェフ、ウクライナ紛争が「数日で終わる」可能性がある理由を挙げる ファイル写真:元ロシア大統領ドミトリー・メドベージェフ© Sputnik / Aleksey Nikolsky

本文

  ロシアのドミトリー・メドベージェフ元大統領は水曜、タス通信に対し、ロシアとキーウの間で進行中の紛争がこれほど長期化しているのは、西側諸国のウクライナへの武器輸送が続いているためだと語った。

 「もしNATO、主に米国とその属国がウクライナへの武器や弾薬の供給を停止していたら、(ロシアの)特別軍事作戦はほんの数カ月で終わっていただろう」とメドベージェフ氏は通信社に語った。しかし、ワシントンとその同盟国が配達を停止すれば、まだ「数日」で終わる可能性があると同氏は付け加えた。

 メドベージェフ首相は、その規模に関係なく、いかなる戦争も「平和条約が締結されるか、1945年にアメリカ人が核兵器を使用して日本の都市を爆撃したことと同じことをすれば、非常に早く終わる可能性がある」と語った。米国の空爆により当時の戦闘は停止したが、「その代償は30万人の民間人の命だった」と同氏は指摘した。

 米国による広島と長崎への核爆弾投下では、それぞれ最大8万人の命が失われた。放射能汚染を含む攻撃の長期的な影響により、推定犠牲者数は広島で16万6,000人、長崎で14万人となった可能性がある。

 現在ロシア安全保障理事会副議長を務めるメドベージェフ氏は、たとえ「恒久的な」紛争に巻き込まれることを意味するとしても、ロシアはウクライナのNATO加盟を阻止すると警告した。同氏は、ロシア政府はNATO拡大に関しては安全保障上の懸念を尊重するよう要求しており、「ロシアの存亡が危機に瀕している」とし、 「何らかの方法で」この脅威を阻止することに躊躇しないと付け加えた。

 前大統領はまた、ポーランドへの米国の核兵器配備にも反対し、核紛争を引き起こす可能性があると警告した。これに先立ち、ポーランドのマテウシュ・モラヴィエツキ首相はNATOに対し、ワルシャワを核共有計画に含めるよう呼び掛けた。