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ウクライナはすべてを失う
可能性がある – ルカシェンコ

土地の奪い合いを選べば、キーウはより
多くの土地を失うだけだ、と述べた。

Ukraine could lose everything – Lukashenko
By choosing to fight for land, Kiev will only
lose more of it, the president of Belarus has said

RT  War in Ukraine #4002  18 August 2023


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)
Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年8月18日
ファイル写真© AP / アレクサンダー・ゼムリアニチェンコ

本文

 ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領は木曜のインタビューで、ウクライナが戦闘継続を選択すれば全領土を失う可能性があると述べ、これほどの可能性を秘めた国が寡頭政治によって滅ぼされるのを見るのは心を痛めると付け加えた。

 ミンスクでの2時間のYouTubeインタビューの終わり頃、ウクライナ人ジャーナリストのディアナ・パンチェンコは、ウクライナが国家としての地位を維持するために何をすべきかをルカシェンコに尋ねた。

 ルカシェンコ氏は「最初のステップは戦争を終わらせることだ」と答えた。「はい、これらの領土を求めて戦い続けることができる」と彼は地図上のドンバス、ヘルソン、ザポリージャを指しながら言った。「私は彼らを諦めろなどと言っているわけではない。ただし、別の方法を選択して欲しい。これらの領土を求めて戦えば、それらを失うことになる」と彼はさらに西の地域を指して付け加えた。

 ウクライナ政府は1991年の国境、つまり2022年9月にロシアへの加盟を投票で決めたドネツク、ルガンスク、ヘルソン、ザポリージャと、米国が支援するキーウのクーデターを受けて2014年にロシアへの加盟を果たしたクリミアの国境を回復することを主張している。

 ルカシェンコ氏は地図を指しながら、ロシアは前線でウクライナ軍を「粉砕」し、その後オデッサを占領することでキーウを海から切り離すことができる一方、ポーランドは「大喜びで手をこすり」、米国の支援を得てウクライナの西部地域に進出するだろうと説明した。「我々が知っているウクライナは存在しなくなるだろう」と彼は付け加えた。

 ルカシェンコ氏はインタビューの初めに、ウクライナにおけるロシアの主な目的はすでに達成されたと述べ、ロシアは攻撃的で敵対的な政権を目の前に受け入れることはできないと説明した。

 パンチェンコ氏は、ウクライナ人はどこへ行くかを考える前に、自分たちが何者で、どこにいるのかを理解する必要があると語った。しかし、人々が徴兵証を「売買」し、いつ誰でも路上でひったくられ、前線に送られる可能性がある状況では、誰も将来について考えることはできないと大統領は付け加えた。

 ルカシェンコ氏は、「必要なのは、世界中で知られている正常な原則や正義などに基づいて秩序を回復し、そこから生活を築くことだ」と述べ、ウクライナには「一部の寡頭政治や独裁者のために戦うことのない適切な軍隊が必要だ」と付け加えた。一人か二人だが、人々を守るのだ。」そうすれば、経済を再建し、国民に食料と住居を提供する方法を考え始めることができる。

  同氏は、ソビエト連邦が崩壊し、ミンスクがすべてを民営化し、西側型経済に移行するという多大な圧力にさらされた1991年からベラルーシが何をしなければならなかったのかを説明した。パンチェンコ氏は、ウクライナはそうし、寡頭政治はすべてを平然と収めたが、ベラルーシは別の選択をしたと語った。

 「ウクライナならそれができる。「ベラルーシよりも天然資源と気候がはるかに豊かで、非常に豊かな国だ」とルカシェンコ氏は述べ、ある時点で「唾を吐けばバナナの木が育つ」と指摘した。

 「やるべきことはたくさんある。始める時が来た」と彼は言った。「しかし、最初の一歩を踏み出す必要があります。その第一歩は戦争を終わらせることだ。」