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ロシア外相ラブロフ氏
西側はG20サミットの
「ウクライナ化」に失敗

首脳宣言では敵対関係について言及しているが、それはすべての紛争を解決する必要性という文脈でのみであるとロシア外相は述べた。
West failed to ‘Ukrainize’ G20 – Lavrov. The summit declaration mentions the hostilities but only in the context of the need to resolve all conflicts, Russia’s foreign minister has said

RT
War in Ukraine #4119 9 September 2023


英語翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授)

Translaeted by Teiichi Aoyama, Emeritus Professor, Tokyo City University

独立系メディア E-wave Tokyo 2023年9月10日

ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相。© スプートニク

本文

 ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、西側諸国がニューデリーでのG20首脳会議をウクライナ紛争を中心とした議題にすることができなかったのは、少なからず発展途上国の努力のおかげだと述べた。

 集会でロシア代表団を率いたラブロフ外相は日曜、記者団に対し、サミット開催国のインドを称賛し、グローバル・サウス諸国の統合に貢献したと主張した。その結果、両国は「自らの正当な利益を守るために」立ち上がり、「西側諸国がサミットの全議題を再び取り上げることを阻止」し、新興経済国が直面する緊急の問題から注意をそらすことが可能となった。

 同外相は、共同宣言では「ウクライナ危機について言及しているが、それは国連憲章の原則に従ってすべての紛争を解決する必要性という文脈でのみ述べられている」と指摘した。

 ラヴロフ外相は、G20は経済・金融問題に焦点を当てるべきだと主張し、会合が「政治化されたクラブ」になるのを防いだ新興国を称賛した。

 土曜日に採択された最終的なG20宣言は、「世界の食糧とエネルギーの安全保障、サプライチェーン、マクロ金融の安定、​​インフレと成長に関して、ウクライナ戦争の人的苦痛とさらなる悪影響を強調した」。また、一部のG20メンバーがモスクワとキエフ間の敵対行為について異なる見解を持っていることも認めた。

 この宣言が発表される前に、ロイター通信は、西側諸国がロシアを強く非難するよう求めているが、このアプローチには他の加盟国の反対もあったため、ウクライナに関する条項が大きな障害になっていると報じた。