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川越市新火葬場建設差止訴訟

関連記事(東京新聞・埼玉新聞)

March 8 ,2014
Alternative Media E-wave Tokyo


◆火葬場差し止めを 川越 住民ら仮処分申請
 東京新聞 2014年3月8日

 川越市が同市小仙波に建設する予定の火葬場をめぐり、周辺住民ら十七人が六日、火葬場からの有害物質で健康被害を受ける恐れがあるなどとして、建設の差し止めを求める仮処分をさいたま地裁に申し立てた。

 市によると、火葬場の建物は鉄筋二階建てで、敷地約一万八千平方メートル。市は昨年十一月に土地の造成工事を始め、今年十月に着工して二〇一七年の供用開始を予定している。

 申立書では、市は建設地の設備や環境保全対策について情報を開示しないことなどから、建設を決めた手続きに違法性があると指摘。火葬場から有害物質が排出される恐れがあり、「周辺住民の健康や財産権が侵害される」と主張している。 川越市は「申し立ての内容を見て対応を検討したい」とコメントした。

 (増田紗苗)



◆川越の火葬場「建設差し止めを」 地権者らが仮処分申請
 http://www.saitama-np.co.jp/news/2014/03/08/01.html
 埼玉新聞 2014年3月7日

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川越市が新設予定の火葬場について、建設差し止めの仮処分を申し立てた原告ら=7日午前、県庁

 川越市が小仙波地区に建設予定の市火葬場について、地元地権者らが6日、建設差し止めの仮処分をさいたま地裁に申し立てた。人格権に基づき、火葬炉の操業は生命や健康、平穏に生活する権利を侵害すると訴えている。

 隣接地権者や周辺住民13世帯17人で組織する原告の市民団体「小江戸に春を呼ぶフォーラム」が7日に県庁で会見。森田伸明代表は「専門家に依頼した現行の火葬場(同市旭町)周辺の調査から、水銀など有害物質が排出されている可能性がある。新しい火葬炉の性能や構造の説明を市に求めても『心配ない』との説明に終始し、十分な回答が得られない」と話した。

 原告側によると、新火葬場建設を知ったのは2011年2月。市は同年3月と11月の地元説明会を経て、昨年6月に県の事業認可を取得。8月に経過事業説明会を行い、11月から造成工事に着手している。今年10月にも建設を始め、17年4月オープンを目指す。

 原告側は、計画地の隣で現在運営している市営葬祭会館の建設時に「将来的に火葬場を周辺に建設しない」と市が公約していたと指摘するなど、建設に向けた手続きの不当性も訴えている。また、森田代表は、火葬炉の性能や構造情報をほとんど開示していないとして、市に行政文書不開示処分取り消しを求める訴えも起こした。