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信州痴痔戦・猿山狂騒戯画
混迷を極める知事候補選定

その2

何と
33人の名があがっている!?

青山貞一

2006年5月15日


 この夏に迫った信州・長野県の知事選挙。

 地元では連日、連夜県内各所で候補者選定の皮算用が行われている。

 県民そっちのけ、名指しされた当人もそっちのけ、まさに蜂の巣をつっついたような喧しい騒乱?状態となっている。

 繰り返すが、これら一連の動きに共通しているのは、候補者とされる人物が何を考え、何を理念、哲学とし、何を政策、施策としていうるかがおかまいなしであることだ。

 ところで、肝心な候補者案だが、ここ一週間でさらに混沌としてきた。
 
 先に知事候補案として、15団体が5人をノミネートしていることを伝えた。

 それとは別に、ジャーナリストの池上彰氏、前回出馬の市川周氏、茅野市長の矢崎和広氏、評論家の猪瀬直樹氏、参議院議員の羽田雄一郎氏の名前があがっている。

 さらに長野市長の鷲沢正一氏、大町市長の腰原愛正氏、弁護士の北村晴男氏、元八十二銀行頭取の茅野實氏の名前も挙がっていると伝えた。

 周知のように、地元では前回知事選の苦い経験?からか、候補者の「一本化」が最重要課題となっている。だが、どうみても一本化なんてどこ吹く風、日替わりメニュー状態が続いている。

 ある県内事情通によれば、その後も知事候補は続々とノミネートされており、下の表にあるように、5月14日現在、何と33人もの名前があがっていることが分かった!

 もちろん、ノミネートとは言っても、巷の声に類するものもある。

 その中には本連絡の第一回目で報じた菅谷昭松本市長のように、明確に固辞されたひともいれば、結構その気になっているひともいる。

 なお、以下の表で太字となっている候補者案は、新聞、テレビ等のメディアで比較的露出が多いひとを表している。

 また同グループ(署名人...など)では、ノミネートされた時期が早いひとを上段に掲載している。また支持団体・個人でGとあるのは、グループの略称である。

 それにしても、この場に及んでなお、すさまじい人数である。

 これをどうやって一本化するのか、見物である。


 2006年5月14日現在。 出典:県内事情通からの情報


 以下は、上の表で名があがっているひとたちの簡単なプロフィールあるいは若干のコメントである。これについては今後、順次、拡充する予定。

 まず猪瀬氏だが5月のGW連休中、長野高校OBらと長野で会合を持ってた。条件が整えば、それなりに意欲があるようだ。

 北村弁護士。『行列のできる〜』で一躍有名になった。ご本人は絶対出ませんと一言とか。

 歌手の堀六平氏は2004年の参議院議員選挙に立候補し落選。

 池上彰氏はNHK週刊子供ニュースなどで有名。松本市の出身。

 小林照幸氏は、作家で「朱鷺の遺言」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。出身は長野市。

 矢崎和広氏は、現役、茅野市長で現在三期目。当人は出馬を否定している。

 菅谷昭氏は、現役、松本市長、本コラム第一回目に書いたように、出馬はきっぱりと否定している。

 鷲澤正一氏は、現役の長野市長。メーデーで菅谷市長待望論をぶったことで、菅谷市長が会見で全面否定へ。

 腰原愛正氏は、現役の大町市長。四期目。今期で市長を引退する旨を表明している。

 篠原孝氏は、現役の民主党衆議院議員。比例二期目。当人は「絶対でないとコメント」している。

 羽田雄一郎氏は、現役の民主党参議院議員。二期目。羽田孜衆議院議員の長男。

 北澤俊美氏は、現役の民主党議員、三期目。長野市出身。意欲あり?

 高木蘭子氏は、現役の県議会議員(県民クラブ・公明)、一期目。小諸市出身。白バラ会が支持団体。ただし、本人は立候補を否定している。

 柳田清二氏は、現役の県議会議員(県民クラブ・公明)、二期目。小諸市出身。元井出昌一衆議院議員秘書。

 萩原清氏は、現役の県議会議員で議長。四期目。松本市出身。争点や対立軸を明確にするために議長が出たらと言う声が県民から挙がっている。

 林泰章氏は、元岡谷市長で日本スケート連盟会長代行。松本市出身。

 村井仁氏は、元自民党衆議院議員、長野二区。木曽町出身。務台氏でまとまらない場合一部から待望論がでている。

 米田健三氏、元自民党国会議員。大町出身。

 務台俊介氏。現役の総務省自治財政局調整課長。安曇野市出身。永田恒治弁護士らが支持団体。当人はやる気満々?

 小平信因氏は、資源エネルギー庁長官。伊那市出身。一部の市民団体が支持。

 阿部守一氏は、元長野県副知事。全国市町村職員共済組合連合会総括審議役。一部の県議が支持している。

 武居丈二氏は、福岡県副知事で諏訪市出身。一部市民団体が支持。
 橋本要人氏は、日銀仙台支店長。元松本支店長。兵庫県出身。けやき系3団体が支持。以前から名前が挙がっている。

 市川周氏は、市川アソシエイツ代表。南木曽町出身。意欲はある。前回落選した。今回は担ぐ人は今のところなし。

 若林健太氏、若林正俊参議院議員長男。公認会計士、元長野JC理事長。長野市出身。信州ゆめフォーラムが支持。当人は出馬意欲満々。

 土屋龍一郎氏、元日本青年会議所(JC)理事長。長野市出身。前回の長谷川候補選挙対策役員。

 茅野實氏、八十二銀行元会長。諏訪市出身。誰もいなければ自分が出ると表明している。

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