その
チーターだが、チーターは猫科のほ乳類。2秒で60km/hに到達し、100km/hを超えるスピードをもつ最速のほ乳類だ。
ただ、超高速を出せるが、持続力はない。そのため、狩猟では一瞬がポイントとなる。
親の体長はせいぜい1m、しっぽが80cm、他の猫科の大型野生生物と比べるとかなり小型だ。
しかも、チーターは、ライオンのように群れて生活しない。
せいぜい親子、夫婦で草原で生活する。群れないからライオンのように複数で獲物を捕るようなこともしない。
チーターは、いわば孤高の猫科の野生生物にあっても希有な存在といえる。
そんなチーターだが、違った側面もある。
ライオン、ヒョウ、ジャガー、トラなど、大型の猫科動物は猛獣と思われているものが多い。
だが、チーターは人間にすごく懐きやすいそうだ。
そのチーターがもつ特性からこの映画ができあがっていると言ってもよいだろう。
見た目は他の猫科のようにどう猛に見えるが、その実、人なつこい愛くるしい面を持っているのだ。
そのチーターも、生まれた直後は写真(最上段)にあるように、本当にあどけなく愛くるしい。
ところで、映画の
DUMAだが、父親と母親と坊やの3人が南アフリカの農場で暮らしていたが、ある時路上で、母親からはぐれたチータの赤ちゃんに出会う。坊やが拾い上げたところから映画のドラマは始まる。
帰国後、一旦映画のタイトルを忘れてしまったが、最近になって
DUMAであることを思い出し、DVDを注文た。昨日、やっと自宅で試写会を行った。
アフリカの自然、野生生物のなかで少年があかちゃんチータに出ってから別れまで、途中、少年がアフリカの草原に旅に出る。少年は過酷な自然のなかで、生死をさまよいながら、生きることの厳しさと親の愛に目覚める。
ロサンゼルスタイムズ誌は昨年度(2005年度)のベスト映画と賞している。
猫好き、猫科ほ乳類オタク、野生生物好き、さらに人間と野生生物の共生に関心があるひと、必見の映画だ。
ちなみに私は自宅に5.1チャンネルの音響システムを構築している。音響システムとDVD映像を組み合わせ、劇場以上の迫力と高音質の音響で
DUMAが楽しめた。
チーターの見かけの最大の特徴は、目からほほにかけての黒い流れだ。アフリカでは大昔から、この黒い川は、子供をなくした母親チータが泣き続けた結果できたと言い伝えられているという!
DUMAオフィシャルHP
http://dumamovie.warnerbros.com/