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池田宗蹊社中

お稽古じまい(納会)

池田こみち
掲載月日:2013年12月20日
 独立系メディア E−wave
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※ 独立系メディア E-wave Tokyo 茶道

 先週15日の日曜日、今年最後のお稽古を終えました。毎年納会には、お汁粉をみんなで頂くのが恒例なのですが、数年前から、ささやかなお昼を作り、社中みんなで食べて一年の労をねぎらうことにしています。


写真:橋本千津子 池田宗蹊社中

 献立は至って簡単。お敷きの上に並んだのは;

@和え物
  今回の和え物は、焼いた生椎茸、黄色い食用菊、春菊、ずわい蟹
  をあわせて、酢橘のお酢であえたものです。上には香りに柚の皮
  を細く切って散らしています。これで5種類となります。
  酢橘の合わせ酢は絞った酢橘にお出汁と米酢と砂糖を入れてよく
  まぜ、一晩なじませます。

A埋み豆腐(うずみどうふ)
  お出汁で薄味ににてある焼き豆腐の上から炊き立てのご飯を盛り、
  その上から、白味噌仕立てのお味噌汁を掛け、上にちょっと炙った
  蕗の薹のを香り付けに一片乗せます。あとは、溶き辛子を少々。
  埋み豆腐は、ほかほかと身体が温まりますね。私の先生のところ
  も納会では埋み豆腐が定番でした。

B鰤と大根の煮物
  ちょうど大根は鹿児島の田舎から届いたばかりでしたので、輪切り
  にして、お出汁でじっくりと煮ました。また、鰤は小さめにぶつ切り
  にして、生姜をたっぷり入れて甘辛く煮て、一緒に盛りつけます。
  (最初から一緒に煮てももちろんいいのですが、作るタイミングが
   あって今回は別々にしました)


いつものように、ゆきちゃんも参加!
わたしも、ブリぐらいならたべれそうだにゃ〜
撮影:池田こみち


撮影:池田こみち


撮影:池田こみち


ゆきちゃんは、お稽古場が大好き。これは今年2月のお稽古の時です
撮影:池田こみち

 あとは、お漬け物3種といちごをひとつ。これでお仕舞いです。お汁粉はもちろん、欠かせません。お稽古が終わってからみんなで頂きました。北海道の大納言を使い丸二日半ほど煮込んで作ります。

 こうしてささやかですが、納会で一年を締めくくれることは大変幸せなことだと思います。また来年、初釜までしばしお休みです。

 もちろんお稽古仕舞いですから、お稽古も真面目に行いました。

@初炭点前
A濃茶点前 2回
B後炭点前
C七事式のうちの数茶
D七事式のうちの花月

 以上です。花月は毎年、お稽古仕舞いの最後にみんなで楽しく行います。