ウリちゃんのご冥福を お祈りします! 青山貞一 2006年1月22日 |
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東京でひさびさの大雪となった大学入試センター試験の監督のさなか、一教科の監督が終わるたびに、監督控え室で危篤状況にあった池田さんの愛猫、ウリちゃんの症状を聞いた。そして試験監督者の待機室で受ける携帯のマナーモードの振動が伝わるたびに、ついにくるものが来たかと思った。 センター試験の2日目、日曜の午後、ついにウリちゃんが入院先の病院で亡くなったという報告が池田さんの携帯メールから届いた。腎不全で尿毒症を併発したのが原因だ。
超がつく猫好きの私だが、ウリちゃんとの思い出は多い。 ウリちゃんは、生まれてまもない頃、一度、私(青山)の家に預けられた。そのころ私の家には、トラ猫のピー子ちゃんがいた。精悍な顔つきをしたメスのトラ猫だ。 このピー子には、すごいエピソードがある。 青山家の前を通る犬にとびかかり噛みつくのだ。噛み付いた犬の毛を咥えて、堂々と家に帰ってくる。 当時、私の家の近所で犬の散歩をするひとは、家の前までくると、犬を抱きかかえて歩いていた。まさか、犬が猫に噛み付かれたと文句は言えないからだろう。 そのピー子が青山家に預けられたウリちゃんをねずみと間違えたのか、すごい勢いで突進し、噛みつこうとした。その瞬間、息子の伸ちゃんがウリちゃんを拾い上げだっこし、すんでのところで、ウリをちゃんを守った。 伸ちゃんの足は血みどろになったが、伸は名誉の負傷で、伸はウリの命の恩人となり、それ以来、語り草となった。もし、このとき、かみ殺されていたならその後のウリちゃんの人生(?)はなかった。 そんなウリちゃんだが、私が池田さんに電話したとき、きまってウリちゃんに電話を代わってというと、ウリチャンが電話口でよく鳴いてくれた。 ここ1ヶ月、ウリはびっこを引いたり、この1週間は餌も食べず、最後は痙攣を起こすなど、本当に厳しい、可愛そうな状態がつづいた。しかし、ウリちゃんは享年19歳、人間の年齢にたとえれば100歳を超す高齢である(以下の表を参照)。老衰で天寿を全うしたと思うより仕方ない。 ウリちゃんは、性格がおとなしく、真面目で、しかもいつもひとりでいました。そんなウリちゃんが今、思い出される。池田さんにとっては家族の一員そのものだったに違いない。 ウリちゃんのご冥福をお祈りしたい! ところで肝心なセンター試験だが、今年から始まった英語のリスニングを含め私が担当した教室ではすべてが順調に終わった。ウリのおかげだろうか。 参考:犬猫の実年齢 出典
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