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練馬の桜の名所
〜南蔵院〜


池田こみち

掲載日:平成十八年四月二日

Copy right by Komichi Ikeda, 2 April 2006
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●練馬の桜の名所:南蔵院

 今日は夕方から雷混じりの雨に見舞われ、満開の桜を痛めつけ、今年の桜もピークを過ぎたようだ。

 桜の季節には、自転車で自宅から10分弱の南蔵院を訪れるのを楽しみにしている。今年は例年になく早く咲き始めたので、心配しながら出かけてみると、境内はソメイヨシノの大木が満開、そして奥には数本の色あでやかなしだれ桜も5分咲きとなっていた。

 あいにく今日はお天気がいまいちのため、訪問者は少なかったが、それでも、新入学の子供たちを連れ桜の前での記念撮影をする親子連れ何組かと一緒になった。

 以前は、併設されている幼稚園の子供の声が賑やかだったが、今は少子化の煽りか、幼稚園は閉園となっていて少し寂しい。

 境内はそれほど広くはないが、四季折々の花々が美しく、鐘楼の赤い櫓や松・槇といった常緑樹の緑、若竹の浅いみどりと桜色の写りがとても鮮やかでしばし見とれる。椿も満開、ヒヨドリやシジュウカラなどの野鳥の声も聞こえていた。

 練馬区は都内でも桜の多い町だと思う。花曇りの住宅街を自転車で桜を見ながらゆっくりまわるのもなかなか楽しい。

 南蔵院の庭の牡丹も大きな蕾をふくらませていた。











南蔵院(練馬区中村1丁目)


 南蔵院は山号瑠璃光山、医王寺。ご本尊薬師如来。真言宗豊山派の古刹。近くにある良弁塚の石碑によると、延文3年(1357)に良弁僧都が中興した。江戸時代中期の鐘楼門が練馬区の文化財に指定されている。

 ここの墓地の入口左手に中新井の分水の近くにあった川布施餓鬼供養塔明治15、後述の矢島弥平次の名も刻まれている。これは大正末期には現在の千川通りが目白通りと交差する手前にあった。(練馬区史 現勢編)、笠付地蔵と日川地蔵の3基が並んでここに移設されている。
出典:千川浄水写真と探訪ガイド1 第2版  千川上水研究会編

武蔵学園記念室 学校法人根津育英会
武蔵大学・武蔵高等学校中学校
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