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この国の
大新聞・テレビは異常だ

日刊ゲンダイ

2006年2月27日

─ Dailymail Businessより ──────
■ この国の大新聞・テレビは異常だ
■ 犯罪者堀江とそれを生み出した小泉・竹中ペテン改革の
■ 9・11郵政選挙以降の一連の流れは極めて異様な政治謀略の匂いがする
■ 犯罪や不正の温床となった小泉ペテン改革の追及が先ず必要
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大マスコミはオンボロ政党民主党ばかりを叩いているが、犯罪者を立候補させ応援した小泉・武部・竹中のペテン改革トリオの真相と責任追及をなぜしないのか。
この国の大マスコミはフィリピン程度の政府批判もできないのか
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 民主党の永田寿康議員は一両日中にも記者会見し、一連のメール騒動について“勇み足”を謝罪する。自民党は「ニンマリ」だが、振り返ると、大マスコミがこぞって永田と民主党を追い込んだ側面もある。

 追及したのはもともと、行儀が悪い“札付き”議員だし、武部幹事長だって、エラソーなことを言えた義理じゃない。それなのに、マスコミが連日、永田や民主執行部を袋叩きにしたのは、武部や自民幹部がオフレコ懇談で、ことさら民主の非をあげつらい、責め立て、メディアをあおったからだ。

 例えば、永田が質問した夜、武部はマスコミにこう言っている。

 「民主は国政調査権の前にやるべきことがあるだろう。何で口座を明かさないんだ。こっちは通帳も出している。マスコミだって、民間人(武部の息子のこと)の名前を出して、どう責任を取るんだ? カメラが店に押しかけて、仕事も生活もメチャメチャだ。倒産しても路頭に迷っても関係ないというのか。どうして事実確認しないんだっ」

 さらに20日――。
「(息子の)商売はズタズタになっている。名誉も傷つけられている。君らの責任も大変だぞ。政治家の息子なら許されるのか? えっ? どうなんだ?」

 安倍晋三官房長官も「永田はヤバイよ。民主党もずさんだ」「メールなんて証拠能力ゼロだ。今回はヒドイ」と言いまくっている。

 こうした話を聞いたメディアが「それいけ」とばかりに民主叩きに走っているわけだ。大マスコミの永田=極悪人報道には裏がある。後ろで操る小泉自民党はぺロリと舌を出している。

◆ 本来なら立ち往生していたインチキ政権 ◆

 今度の騒動の前、永田町では「小泉3月退陣説」がまことしやかに流れていた。それほど「ヤバかった」ということだ。

 耐震偽装にライブドア、BSE、防衛施設庁の4点セットに加えて、施政方針演説で力んだ皇室典範もズッコケ、野党はもちろん、ポスト小泉も色めき立っていた。それがガセメール1枚で吹っ飛んでしまった。小泉の悪運にはタメ息が出るし、暗澹たる気持ちになってくる。法大教授の五十嵐仁氏(政治学)もこう言う。

「疑惑の4点セットは、小泉改革を検証する格好の材料だっただけに、メール騒動による国会の空転は残念です。ライブドアと耐震偽装は小泉政権の経済政策の負の側面を浮き彫りにしたし、BSE問題を突きつめれば、米国との関係も明らかになった。

防衛施設庁汚職は官製談合そのものですから、脱官僚とか言ってきた小泉改革のインチキが暴かれた。本来ならば、政権は立ち往生しているはずですよ」

 永田メールでバカ騒ぎし、インチキ政権の延命に手を貸している大メディアは、立ち止まって考え直した方がいい。