エントランスへはここをクリック   

“小沢一郎”+
“田中康夫”“真紀子”
参院選に反自民強力トリオ
〜すでに水面下で3枚看板連携の動き〜

日刊ゲンダイ

掲載:2006年8月11日


 長野県知事選に敗れたばかりの田中康夫(50)が、「政局の目」に浮上している。

 来年夏の参院選出馬が取り沙汰されているが、国政復帰だけじゃない。

 小沢・民主党と手を組むシナリオが水面下で動き出したというのだ。

 野党連合構想には、あの田中真紀子元外相の名前もある。強力3枚看板で、政権奪取に出る。

 振り返れば、小沢代表の動きは早かったと言えるかもしれない。

 知事選終盤、党の「自主投票」方針を無視して田中康夫支持を打ち出して党内を慌てさせたが、今では「田中康夫氏を民主党から参院選に引っ張り出す布石だった」(幹部)ともっぱらだ。

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はメディアでこう語っている。

 「小沢氏が水面下で仕掛ける野党連合のネットワークはキメ細かく、田中康夫氏の役割は民主党に必要だと見ています。小沢氏と親しい田中康夫氏が要請に応える可能性はある。田中氏が代表の新党日本ごと民主党と合併させるか、選挙協力にするかなど、シナリオが練られるだろう」