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野垂れ死にに向かっている
安倍無能政権


日刊ゲンダイ

再掲載日:2007.2.1


 ─ Dailymail Businessより ─────────
■ この内閣は史上最低最悪だ
■ なぜ即刻、柳沢失格大臣をクビにしないのか、できないのか
■ 野垂れ死にに向かっている安倍無能政権
■ 引きずり降ろされるか、病気で倒れるのか雲行き怪しい首相周辺
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酷評され短期で潰れた宇野、森などよりはるかに劣悪な安倍政権の惨状
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「女性は産む機械」の柳沢伯夫厚労相(71)に対する辞任要求が強まっている。31日は民主、社民、国民の野党3党が補正予算案の審議を拒否し、与党内からも「辞めろコール」が続出だ。

 自民党の笹川堯党紀委員長が「手術するなら早いほうがいい。小泉前首相ならやっただろう」と言えば、公明党からも「学会はカンカン。あとは首相の判断」といった辞任論が噴出、安倍政権は絶体絶命のピンチに立たされている。

 ところが、安倍首相は柳沢大臣の進退について「見識がある人。職責をまっとうしてもらいたい」と擁護し、粘っている。愛人と官舎暮らししていた本間エロ税調会長のときとソックリの展開になってきた。政治評論家の浅川博忠氏が言う。

「安倍首相には簡単に辞めさせられない理由があるのです。まず、柳沢氏を辞めさせれば、自らの任命責任を問われることになる。野党はもちろん、党内からも人事の甘さを批判されるから、求心力の低下に拍車がかかります。それに、柳沢氏ひとりを辞めさせたからといって、閣内がキレイになるわけではありません。それなのにクビを切れば、騒ぎが収まるどころかさらに過熱。野党を勢いづかせてしまいます」

▼ 柳沢ショックで女性人気ガタ落ち ▼

 醜聞まみれの安倍内閣には事務所費問題の伊吹文科相、金銭スキャンダル続きの松岡農水相、政治団体事務所が雀荘の久間防衛相など、疑惑の大臣がゾロゾロいる。柳沢問題の火種がそこにも飛び火すれば、安倍内閣は「辞任ドミノ」に襲われアウトだ。

「安倍首相は在任中の憲法改正を明言し、2期6年の長期政権を意識している。自民党の7割が支持した本格政権でもあるだけに、閣僚をコロコロ代えるわけにはいかないのです」(浅川博忠氏=前出)

 だが、柳沢を切らなければ切らないで大変なことになる。安倍人気を支えてきたのは女性層だ。どの世論調査を見ても、男性より女性の支持が5ポイントくらい高い。それなのに“女性蔑視大臣”が閣内にいては、数少ない支持者も安倍離れを起こしてしまう。実際、31日には女性団体が厚労省の前で猛烈抗議を行っているから深刻だ。

 支持率が危機的水準の30%台に突入し、不支持が支持を上回るようになってきた安倍政権にとって、柳沢ショックは致命傷になりかねない。

▼ ひとりよがりの課題に取り組み実績アピール ▼

 安倍政権がこんな状況では、自公与党は夏の参院選はおろか、2カ月後の統一地方選だって戦えない。安倍首相は「正攻法で着実に実績を残していく」とアピールしているが、とてもじゃないがムリだろう。

 同志社大教授の浜矩子氏(国際経済学)が言う。

「安倍首相は実績という言葉の意味が分かっているのでしょうか。実績とは、自分ではなく他人が評価するものです。首相の思い込みである改憲や教育関連3法案のゴリ押しに一生懸命になっても、実績にはつながりません。国民が安倍政権に求めているのは、格差是正や生活不安の解消です。ひとりで勝手に課題を設定し、できたできたと騒いでも、実績を残したことにはなりませんよ」