エントランスへはここをクリック   

中国の深海底土砂採取システム
の海上試験が完了

新華社/China.org.cn 2021年4月20日
China's deep water sediment sampling system
completes sea trial

 21 April 2021

翻訳:青山貞一 Teiichi Aoyama(東京都市大学名誉教授)
独立系メディア E-wave Tokyo 2021年4月21日 公開

 


 中国科学院によると、中国の深海底堆積物サンプリングシステムが、南シナ海の中国地球物理学調査船での海上試験を完了した。

 この堆積物サンプリングシステムは、水深3,500メートルでの運用が可能で、柱状の堆積物サンプルは水深1,778メートル、最大長さ15.83メートルで取得された。

 中国科学院海洋研究所(IOCAS)が開発したビジュアルサンプリングシステムは、海象条件の面で船の運用要件を下げ、安全性を高めた。このシステムには複数の水中センサーが取り付けられており、オンラインおよび音響通信によって制御することができる。

 このシステムは、柱状の堆積物の連続的なサンプリングを低妨害で行うことができ、また堆積物のマルチレイヤーの温度検出も可能であるとIOCASは述べている。