コラム 2004年 元旦に思う ウィーンフィルを聞きながら ◆ウィーン 花と音楽紀行 青山 貞一 その2へ |
||||||
◆オーストリア大使館と共催した国際セミナー 2002年12月の12日と13日、ウィーンにある環境ベンチャー企業、モニタリング・システム社(Monitoring System GmbH)の若手経営者、トーマス・スタイナーさんをお招きし、在日オーストリア大使館と共催し、排ガス中のダイオキシンの連続モニタリングシステムに関する国際セミナーを開催した。 セミナーの冒頭挨拶にたった在日オーストリア大使館のオットー参事官は「オーストリアは音楽など芸術が有名ですが、そればかりでなくすぐれた環境技術など工業製品もあります」と話された。オーストリアと言えばウィーン、ウィーンと言えばウィーン・フィルハーモニック・オーケストラ、通称、ウィーンフィルが世界的に有名であり、芸術文化の国と思われがちだ。 ここ数年、私は学会や仕事の関係で何度となくウィーンを訪問している。行くたびに時間をやりくりし生のコンサートを聴きに行く。2003年1月に行ったときは、真冬の夜のシェーンブルン宮殿で弦楽四重奏によるモーツアルトとシュトラウスの曲を堪能した。何でもそうだが、本物は本当にすばらしい。 http://eritokyo.jp/independent/etc/dioxin2002/schonbrunnpalace1.html
◆ウィーン・フィルのニューイヤーコンサート 2004年元旦、恒例のウィーン・フィルのニューイヤーコンサート(NYC)がウィーンの楽友会協会ホールで行われた。それがNHKのライブで日本に放映された。2004年初頭の指揮者は、2000年のミレニアムコンサートにひきつづき、イタリア人のリカルド・ムウーティであった。 http://images-jp.amazon.com/images/P/B00005GK0I.09.LZZZZZZZ.jpg 私は毎年、NYCだけはかかさず聴いている。 2004年のムウーティは「さりげなく」、「しなやか」に指揮をとった。すばらしい演奏だ。 そんなこともあって、スタイナーさんに、「どうやったらNYCの切符を入手できるのか」と聞いた。彼によると、「開催の五年も前からすべての切符が予約されている」とのこと。しかも相当のプレミアがついていると。 ウィーンではシェーンブルン宮殿のみならず市内あちこちの宮殿やコンサート会場で毎日何らかのコンサートが開かれている。ウィーンばかりでなく、グラーツやモーツアルトの生誕地ザルツブルグでもコンサートが連日繰り広げられいる。すばらしいのはそれらのコンサートの入場券が地元のひとには3000円程度で入手でき超一流のコンサートを聴けることだ。 旅行者でもホテルで当日朝や昼に予約し、当日夜にコンサートが聴けることが多い。 ※ 以下のURLは2002年国際ダイオキシン会議がバルセロナであり、 途中ウィーンに立ち寄ったときの寄稿です。最後の方に、私が 撮影したNYCが開かれますウィーン楽友協会の建物が写っている。 http://eritokyo.jp/independent/etc/dioxin2002/dioxin2002.html
その2につづく |