アフリカの特使、新疆ウイグル問題で 「訪問せずして、発言するな」と中国擁護 環球時報 2021年7月5日 African envoys defend China on Xinjiang, say ‘no visit, no say’ By Liu Xin Global Times 翻訳：青山貞一 （東京都市大学名誉教授） 独立系メディア E-wave Tokyo 2021年7月6日 |
 アフリカ諸国の大使と外交官は7月6日、北京で開催されたフォーラムに出席し、中国北西部の新疆ウイグル自治区を訪問した際のエピソードや、同自治区の貧困削減の成果についての理解を共有した。写真； 劉新/GT 本文 アフリカ諸国の大使と外交官は7月6日、北京で開催されたフォーラムに出席し、中国北西部の新疆ウイグル自治区を訪問した際の体験談や、同自治区の貧困緩和の成果についての理解を共有し、一部の欧米諸国と米国が中国の発展を妨げようと、新疆に対する手に負えない非難を誇張し、さらにはいわゆる「ジェノサイド」にまで中傷をエスカレートさせていると批判した。 ギニアビサウ、ジンバブエ、アフリカ連合、ナミビアの4人の大使・外交官が、中国社会科学院の中国アフリカ研究所と新疆シンクタンクが主催する「駐中国アフリカ大使から見た新疆の貧困削減成果」をテーマにした第9回大使講演会に出席した。 ギニアビサウのアントニオ・セリフォ・エンバロ駐中国大使は、5月にウルムチ、アクス県、カシ県など新疆ウイグル自治区の多くの都市を訪問し、村人と話をして民族の関係についての意見を聞いたという。 新疆ウイグル自治区の問題は、人権や宗教、民族の関係について欧米が言ったことではない。それは、テロや過激派との戦いである。1990年以来、この地域は数千件の暴力事件に見舞われており、これらの攻撃の背後には、この地域を中国から分断しようとする宗教的過激派や海外の分離主義者がいる、と大使は語った。 エンバロ大使はまた、新疆ウイグル自治区の綿花関連産業における「強制労働」という扇動的な話題について、今回の訪問で綿花の植え付けや収穫における機械化率の高さを知ったため、この誇大広告は受け入れられないと述べた。地方政府の子会社が機械の購入を増やした、と。 「一部の先進国は、中国が綿花産業で強制労働を行っていると批判したが、それは事実ではなく、私たちが新疆で見たものとも違う。新疆を離れてみると、新疆での唯一の戦いは、海外の分離独立派が地域に仕掛ける過激派に対する政府の戦いだと思っています」と大使は語った。 中国新疆ウイグル自治区の綿花産業とPV産業は成功しており、米国、欧米が人権の旗を掲げて攻撃することは、地元住民が収入を向上させ、より良い生活を送る機会を奪うことになると、ジンバブエのマーティン・チェドンド大使は述べている。 これらの国の人権に関する二重基準は明らかであり、これらの問題に関する中国への批判に直面して、ジンバブエは中国にしっかりと寄り添ってきた、とチェドンドは述べ、自国が第47回国連人権理事会において、新疆と香港関連の問題に関する中国の姿勢を支持する共同声明に署名したことを指摘した。 米国と一部の国が国連人権理事会で新疆と香港関連の話題を誇示しようとしている中、90カ国以上が中国への支持を表明した。 AU駐中国代表のRahamtalla Mohamed Osman氏はフォーラムで、一部の国による新疆の話題の誇大宣伝は、人権問題からではなく、中国の堅実な発展を抑えようとする中国をターゲットにしたものであり、中国の人々はその雑音に惑わされてはならないと述べた。 オスマン氏は、新疆ウイグル自治区は、貧困緩和活動に力を入れることで、過激派との戦い方について世界に経験を提供してきたという。過激主義は貧困と密接な関係があり、貧困地域の住民の生活を改善することで、彼らが過激主義に影響される可能性を大幅に減らすことができるという。 中国が協力関係を通じてアフリカを利用しているという一部の欧米諸国の主張について、オスマンは、これらの発言はアフリカ諸国に対する侮辱であると述べた。中国とアフリカの関係は戦略的で強固なものであり、協力は相互に利益をもたらすものである。 在中国ナミビア大使館の一等書記官であるサイモン・インドンゴ氏は、調査を行わなかった者には発言権がないと述べた。中国の新疆ウイグル自治区の動向は、そこを訪れた人々が目撃している。 人権を利用して中国や他の発展途上国を攻撃しているアメリカや欧米諸国を批判するだけでなく、アフリカの外交官たちは中国への支援を表明した。 アフリカ諸国と発展途上国は、国連人権理事会で中国を支援するために協力し、欧米諸国が同じプラットフォームで使うメカニズムを利用して中国を叩く。これが我々の連帯であり、我々のやり方である」とオスマンは語った。 |